フォルクスワーゲン space up!(スペースアップ) エクステリア

独創のRRレイアウト

 フォルクスワーゲンの新世代コンパクトのコンセプトカー『space up!(スペースアップ)』が世界で初めて公開された。フランクフルトショーで公開された"ニュースモールファミリー"のコンセプトカー第一弾『up!』に続き、今モデルが第二弾となる。

 up!が2ドアなのに対し、こちらは観音開きのサイド4ドア+観音開きのテールゲート付きで4人乗り。エンジンをup!同様にリアに搭載する点が極めて珍しい。
 全長は3680mm、全幅1630mm、全高1540mmと「トヨタパッソ」や「日産マーチ」と同等もしくはそれ以上に小さいサイズだ。しかし2560mmのロングホイールベースとスクエアなキャビンの組み合わせにより、広大な室内スペースを確保する。
 また定員乗車時で220リッター、シートを前倒しすれば最大1005リッターの荷室容量を誇り、RR車のデメリットを感じさせない。

フォルクスワーゲン space up!(スペースアップ)  エクステリア

未来のVWデザインを先取り

 space up!はそのデザインも印象的だ。「ハッピーフェイス」のフロントマスクにクリーンなフォルムの組み合わせは、未来のVWデザインを先取りしているという。

 いっぽうのインパネデザインなどは、up!の基本デザインを継承。2つのセントラルディスプレイは、メーター計器類とタッチスクリーンのコントロールゾーンに分けられ、後者はナビ・オーディオやエアコン等の直感的な操作が出来る新たなインターフェイスを採用する。

 この"ニュースモールファミリー"、実際に量産版の開発が既にスタートしており、数年のうちには市販される見込みだ。VWファミリー中、最も小さいスモールカーを「あえて」東京で発表したということは、小型車を得意とする日本車への宣戦布告とも受け取れる。
 しかし、こだわりのRRレイアウトや新世代のクリーンでかわいいフォルムなど、日本車にはない魅力満載で送り込んで来たあたり、かなりの自信が感じられる。『space up!』の今後の展開にも、俄然注目が集まるところだ!

フォルクスワーゲン space up!(スペースアップ)  インテリア

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フォルクスワーゲン Space up!(スペースアップ)  エクステリア
フォルクスワーゲン space up!(スペースアップ) フロントフェイス
フォルクスワーゲン space up!(スペースアップ) インパネ

( PHOTO&レポート:CORISM編集部 )

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