グンと差が付く、お買い得テク 中古車購入、基礎の基礎
実践!誰にでもすぐにできる これがエコドライブテクニック
 菰田氏がまずチェックしたのが、すべての基本となるドライビングポジション。つまりシートへの座り方だ。ただなんとなく座っているという人がほとんどだろうが、じつは運転という操作においては一番重要なポイントになる。正確な姿勢は疲労を軽減してくれるだけでなく、衝突時の安全性向上にも貢献する。
ちょっとしたアドバイスで、大きな差が!?
結果発表! 気になる効果のほどは!?
実際に吉沢店長のドライビングをチェックしつつ、菰田氏がポイントをレクチャー。その前後で、同じルートを走行して燃費を測定&比較してみた。簡単なポイントを押さえただけで、燃費はアップ。数値としては小さいかもしれないが、じつはレクチャー後の測定では渋滞が発生。もしそれがなかったら、もっと数値はアップしていただろう。皆さんもぜひエコドライブを実践してみよう。
年間走行距離10,000kmというのは、データ的に見ても日本人ドライバーの7割ぐらいが当てはまる数字。それだけに現実的なのだが、10%〜20%アップするだけで、こんな違うのだ。レジャーや飲食で1回分ぐらい。存分に楽しめるほどの金額が浮く。もちろん10%〜20%アップというのも、現実的なアップ率である。
 
企業での成果にも注目

 エコ企画やドライビングレッスンなどでドライビングについて語る、その道のオーソリティである菰田潔氏。一般ドライバー向けだけでなく、企業単位での啓蒙活動にも力を入れている。たとえば運送業では燃費向上テクニックについて語ることで、コスト低減を実現。さらにマナーもアップすることで、企業イメージも向上すると、好評を博している。自動車に関わるプロの意識が変わるというのは、確かに社会が大きく変わることになるのは確かだ。
総括 菰田流ドラテク これで今日からエコドライバー
 まずエコドライブしようという意識をもつことが重要だ。でも地球環境のために二酸化炭素を減らす優しい運転といってもピンとこない人が多いだろう。しかしガソリン代が安くなると考えれば、自分の財布が楽になるからやる気が起きるかもしれない。ガソリン使用量が減れば自動的に二酸化炭素も減らせるから頑張ってもらいたい。ただしエコドライブを実践するといっても安全性をないがしろにしてはいけない。あくまでもエコロジー/エコノミー/セーフティの3つとも満足できるところを目指してエコドライブ・テクニックの研究してもらいたい。
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