日野スカニアトラクター BKG-SHD2EAG

低排出ガス重量車(NOx・PM10%低減)認定および重量車燃費基準達成

 日野は、大型トラクター「日野スカニア」シリーズを平成17年(新長期)排出ガス規制に適合させ発売した。「日野スカニア」全車が、低排出ガス重量車(NOx・PM10%低減)認定を受け、重量車燃費基準も達成している。
 今回の新モデルは、新型エンジン及び新型ミッションの搭載などにより排出ガスの低減と 燃費の向上を両立できるパワーラインに一新、新長期排出ガス規制への適合と燃費基準を達成して発売する。
 特長としては、低回転・高トルク化を図り、新トランスミッションとの組合せで低燃費を実現する排気量12.7Lの最新鋭エンジンを搭載し平成27年重量車の燃費基準を達成した。また、コモンレール方式を採用し、超高圧噴射によりPM低減と燃費改善したほか、2段EGR制御、低回転域でのレスポンスを向上させるVGT,PMFC(PMフィルター)などの排出ガス低減デバイスを採用し、新長期排出ガス規制値に対してNOx・PM10%低減を実現した。
 また、高トルク化されたエンジンに対応する12速セミオートマチックトランスミッション、新型“オプティクルーズ”搭載で燃費を向上したほか、さらなる燃費向上を図るオーバードライブレシオ(0.800)付を設定した。
 さらに、要望の多いウィンドデフレクターおよびフルオートエアコンを標準装備し、電動ルーフハッチ、坂道発進補助装置“ヒルホールド”、軸重モニターを新規にオプション設定した。
 メーカー希望小売価格(消費税込み)は、掲載写真車種「BKG-SHD2EAG」ハイルーフ、リアエアサスで1573.95万円。