![ザ・対決](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220918/20220918195250.gif) |
トヨタ ノア/ヴォクシー |
![VS](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220918/20220918195256.gif) |
日産 セレナ |
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Mクラスミニバン編 |
今日本で一番売れているミニバンはMクラスだ。5ナンバーサイズが基本だけに、大きくもなく小さくもない、ちょうどいいボディサイズがまずは日本人好みといっていい。ミニバンの命であるパッケージングは絶妙で、3列シートを完備しつつ、すべてのシートにチャンと座ることができるスペースが確保されている。シートアレンジも豊富で家族でのドライブでも重宝する。そしてパワーも不満なく、さらに経済性も高いなど、魅力は満載なのだが、それだけに各メーカーとも力を抜けないクラスでもある。激しいライバル争いが繰り広げられているMクラスミニバンだが、この度、王者の座に君臨するトヨタのノア/ヴォクシーがフルモデルチェンジ。完成度は高いだけに、果たして迎え撃つライバル、日産セレナとどう違うのか徹底検証する。
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トヨタ ノア/ヴォクシー
パッケージングをさらに拡大しつつ
さらにエンジンにも新技術を投入
息の長いヒットを続けてきたトヨタのノア/ヴォクシー。完全なる兄弟車ながら、実用性重視のノアに対して、スタイル重視のヴォクシーと、イメージをうまく変えているのもヒットの要因だろう。そのノア/ヴォクシーが6年ぶりにフルモデルチェンジして満を持して新登場だ。ちなみに今回の対決に連れ出したのはヴォクシー。 まずスタイルだが、ノアとヴォクシーのイメージ分けは従来と同じだが、さらにそれぞれに対して標準車とエアロ系を新たに用意している点に注目。エアロ系のほうがワイドトレッドで、ドッシリ感が強調されているだけでなく、サスペンションのセッティングも異なる。走りにこだわる人にはオススメだが、3ナンバーになってしまう点には要注意だ。そして走りで一番のトピックスとなるのが、トヨタ初となるバルブマチックの採用。これにより、低負荷時を中心とする燃費と高回転時のパワーの向上を実現している。ただし、バルブマチックなしのエンジンも用意されており、燃費も含めて不満のない走りを披露はしてくれるので、購入時にはよく考えたいところだ。排気量はどちらも同じ2リッターで変わりはない。 そしてこのクラス最大の注目点はパッケージングだが、まずスペース自体は先代よりも広く、そこに3列シートを効率よく配置することで、ゆったり感は確実にアップ。2列目を外側に向くようにしてチャイルドシートへの乗り降りを楽にしたり、3列目をワンタッチで跳ね上げられるようにするなど、日常的な使い勝手の向上にも大いに力が入れられている。
[取材時実測燃費] 12.6km/L
[ノア/ヴォクシー価格帯] 199.5〜282.45万円 |
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日産 セレナ
日産伝統のMクラスミニバン
シートアレンジにもこだわりあり
Mクラスミニバンというのは、各メーカーとも力を入れているクラスなのだが、日産ではセレナが用意されている。セレナといえば、他社に先駆けて94年に登場した伝統あるモデルといっていい。ノア/ヴォクシーが新型になったばかりなので、古さを感じてしまいがちだが、現行型が登場したのは2005年と、わずか2年前のこと。さほど古くないというのが正直なところではある。 ラインナップ的には、ボクシーなスタイルの20S/20G系と、ボディ同色グリルの採用で塊感を演出するなどしたスポーティなグレード、RS/RXの2タイプに分かれる。日産らしさが感じられるのはやはりパッケージングで、ウインドのサイズを大きくすることで開放感を確保。またシートアレンジについても、フルフラットなど今やミニバンとしての基本パターンはもちろんのこと、フロントとセカンドシートのセンター部分を前後に大きくスライドするマルチセンターシートを採用している。これはシートになるだけでなく、テーブルになったり、畳んでウォークスルーやサードシートへの乗り降りをアシストするなど、ドライブの快適性を向上させるアイテムだ。 エンジンは2リッターのみで、ミッションもCVTだけなのだが、Mクラスとしての標準以上の実力は確保。経済性も高い。 ちなみに販売的には、新型ノア/ヴォクシーが登場する直前ではクラストップの台数を記録。それがその後どうなっているか、実力の比較だけでなく、お買い得感についても達人の判断は気になるところだ。
[取材時実測燃費] 11.2km/L
[セレナ価格帯] 210.0〜267.75万円 |
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ヴォクシー ZS(FF)
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ボディサイズ(全長x全幅x全高)
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4640×1720×1850mm
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車両重量
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1590kg
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エンジンタイプ
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直列4気筒DOHC
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総排気量
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1986cc
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最高出力
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158ps(116kw)/6200rpm
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最大トルク
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20.0kg-m(196N・m)/4400rpm
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ミッション
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7速マニュアルモード付きCVT
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10・15モード燃費
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14.2km/l
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サスペンション(前/後)
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ストラット/トーションビーム
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ブレーキ(前/後)
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ベンチレーテッドディスク/ディスク
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税込価格
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245.7万円
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ハイウェイスター(FF)
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ボディサイズ(全長x全幅x全高)
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4725×1695×1840mm
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車両重量
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1610kg
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エンジンタイプ
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直列4気筒DOHC
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総排気量
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1997cc
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最高出力
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137ps(101kW)/5200rpm
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最大トルク
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20.4kg-m(200N・m)/4400rpm
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ミッション
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CVT
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10・15モード燃費
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13.2km/l
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サスペンション(前/後)
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ストラット/トーションビーム
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ブレーキ(前/後)
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ベンチレーテッドディスク/ディスク
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税込価格
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240.45万円
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トヨタ初となる連続可変バルブ機構「バルブマチック」を採用する3ZE-FAEエンジン。非常に高効率なのが特徴で、全域にわたるパワーと低燃費を両立させている。 |
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エアロ系のグレードはスポーティなデザインの16インチアルミホイールが標準装備。その他のグレードは15インチサイズとなっている。 |
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重い車重も災いして、多人数乗車ではやや力不足な印象だ。だが、CVTとのマッチングはいいので、日常ユースでは不満を感じることもなく、スムーズな走りが味わえる。 |
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ハイウェイスターは16インチ、その他のグレードは15インチサイズとなる。16インチ使用はノア/ヴォクシーよりも1サイズ細いものを装着する。 |
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モダンで上質なイメージのインテリア。ピラーや三角窓の形状に工夫を凝らしているので、視界が良く運転しやすい。 |
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全車CVTを採用。バルブマチックエンジン搭載車は、7速マニュアルモード付きとなり、スポーティな走りが楽しめる。 |
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すべてのガラス面積が大きく、とても広々した印象を与えてくれる。各操作系は運転中でも扱いやすい配置となっている。 |
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こちらも全モデルでCVTを採用する。ただノア/ヴォクシーとは異なり、マニュアルモードは装備していない。 |
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エアロ系モデルはスポーティなイメージのシート表皮を採用する。長時間のドライブでも疲れにくく、体を包み込んでくれる形状だ。 |
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セカンドシートはサイズも十分あり、しっかりしている。スライド量もたっぷり確保されているので、ゆったりとくつろげる。 |
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視界が広く運転しやすい。だが、シートのサイズは小さめで、特に背もたれ部分の高さが低いのが気になるところ。 |
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平板な印象のセカンドシート。フロント同様、サイズは小さめ。だが、クッションの厚みはあるので掛け心地はソフトだ。 |
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サードシートのスペースは不満のないレベルで、普通に使うことができる。シート自体の造りもしっかりしたもの。 |
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セカンドシートを回転させ、対面モードにすることも可能。またチャイルドシートを乗せるのに便利な工夫もなされている。 |
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サードシートでも視界が良く、広々とした印象だ。クッションの厚みも確保されているので、不満なく乗車できる。 |
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左側のセカンドシートは左右にもスライド可能。そのため背もたれを倒さなくてもサードシートへ乗り込むことができる。 |
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フル乗車時でも十分なスペースが確保されている。フロアの下にも収納スペースがあるので、小物などが転がらずにすむ。 |
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サードシートを収納し、セカンドシートを前方にスライドさせれば広大なスペースが現われる。リヤタイヤの張り出しも少なく、使い勝手はいい。 |
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ノア/ヴォクシーと比べても遜色のないスペースが確保されている。このクラスとしては十分以上の容量を誇っている。 |
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フロアもフラットでスペースにも不満はない。ただノア/ヴォクシーと比較して、ややタイヤハウスの張り出しが大きい。 |
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フルフラットにすればゆったりとくつろげる。凹凸も気にならないレベルなので、とても快適に過ごすことができる。 |
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サードシートの収納はこのレバーを引くだけ。自動的に背もたれが倒れて座面が跳ね上がるので、全く力を必要としないのには驚かされる。 |
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凹凸はほとんどなく、完全にフラットになるといってもいい。これは元々が平板なシートを採用しているためだ。 |
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ノア/ヴォクシーと同じく、フロアアンダーボックスを装備している。クラストップレベルの大容量を誇っている。 |
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ノア/ヴォクシーは快適性を重視した標準モデルと高いハンドリング性能にも力を入れたエアロ系で、明確な乗り味の違いが感じられる。一方のセレナはどのグレードを選んでも一般的なミニバンの走りだ。
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