トヨタ イスト エクステリア
トヨタ イスト フロント

バンパーの下部をブラックアウトするなど、コンパクトカーでありながらSUVのようなテイストを取り入れた個性的なルックスだ。

トヨタ イスト サイド

コンパクトカーとしては大きめの16インチホイールやフェンダーの張り出しなど、非常に存在感の強いサイドビュー。

トヨタ イスト リヤ

全長を短く抑えつつ、ワイドボディとすることで安定感のあるフォルムを実現している。

トヨタ イスト フロントマスク

厚みのあるバンパーや高い位置にあるヘッドライトのおかげで、フロント回りのボリューム感を増している。

トヨタ イスト リヤコンビランプ

シンプルなデザインのリヤコンビランプ。透明度が高く、高級感を感じさせてくれる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

達人「松下 宏」が斬る!

評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

アメリカ市場を重視してボディサイズを拡大!

 ヴィッツをベースにちょっと個性的なデザインを持つクルマに仕上げたのが初代イストだったが、2代目イストはその方向性を維持しつつも、アメリカのサイオンチャンネルで販売するxDであることも重視して作られた。
 このため、2代目ヴィッツのプラットホームをベースとするコンパクトカーでありながら、ボディの全幅が1700mmを超えた3ナンバー車とされたほか、搭載エンジンも従来の1.3Lと1.5Lから1.5Lと1.8Lへと排気量アップされている。

新車見積もりはこちら

SUV風のテイストを取り入れた力強いデザイン

 外観デザインはコンパクトとSUVをクロスオーバーさせたようなイメージで、このクラスとしては大きめの16インチタイヤを履き、張り出したフェンダーによってワイド感と安定感を強調している。
 ただ、ボディやタイヤを大きくしたために最小回転半径は5.5mとマークXを上回るような数値。まあ、マークXはFR車だが、あんなに大きなカムリも5.5mである。またサイドシルとシートの位置関係が悪いため、普通の体型の人が乗り降りするとサイドシルの部分にふくら脛が触れる。マメに洗車をして常にきれいな状態を保っておかないと、乗り降りするたびにズボンやスカートが汚れてしまう。雨の日には乗りたくない。

代表グレード
150G(FF)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3930×1725×1525mm
車両重量[kg]
1150kg
総排気量[cc]
1496cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
109ps(80kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.1kg-m(138N・m)/4400rpm
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
18.0km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
178.5万円
発売日
2007/7/30
レポート
松下宏
写真
佐藤靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム