ボディサイズの拡大により広々とした室内空間を実現!
新型イストの室内は後席の足元空間が30mmほど広くなり、ラゲッジスペースの長さも50mm延長された。これはプラットホームが2代目ヴィッツ用のものになり、ホイールベースが90mm延長されたことによるものだ。
運転席に座ると、アイポイントがやや高めに設定されていることもあり、開けた視界が確保されている。従来のモデルに比べると後方視界も大幅に改善されているという。シートリフターやチルトステアリングによって最適なドライビングポジションを確保しやすいのも良い。
全車カーテンエアバッグが標準装備!
装備では、この2代目イストからSRSサイドエアバッグ&SRSカーテンエアバッグが全車に標準装備されるようになったのが注目される。追突時の被害を軽減するアクティブヘッドレストの採用と合わせ、これは取り敢えず評価していい。ただ、そうでありながら、後席の中央には3点式シートベルトとヘッドレストが装備されていないというのでは、開いた口がふさがらない。
サイドエアバッグによって安全イメージを強調したいクルマのはずなのに、そのクルマでこんな手抜きをしていたのでは、メーカーの安全思想そのものが疑われてしまう。それもアメリカで販売するサイオンxDには両方とも装備されているのだから、何と言ったら良いのか頭を抱えてしまう。
横滑り防止装置のVSCも1.8L車にだけオプション設定で、1.5L車では選択できない。