クルマがドライバーの状態を検出し、警報
日産自動車は、飲酒運転の根絶に向けたと取り組みの一環として、飲酒運転を防止する様々な機能を搭載したコンセプトカーを開発した。今後、このコンセプトカーを使った技術開発及び検証実験を進めていく。
日産は、これまでにも様々なアルコール検出機能と警報システムを技術開発しているが、本コンセプトカーでは、ドライバーに特別な手間を取らせずに、クルマがドライバーの状態を検出し、飲酒運転の可能性を判断するとドライバーへ警報する。
具体的な検出と警報の方法は以下の通り。
■センサーよりアルコールを検出
�シフトレバーに組み込んだアルコール臭気センサーにより、シフトレバーに触れた手の平の汗に含まれるアルコールを検出。音声とカーナビ画面への表示により警報し、同時にシフトロックする。
�シート周辺に配置したアルコール臭気センサーにより、アルコール臭気を検知。音声とカーナビ画面への表示により警報。
■顔画像からドライバー状態を検出
メーター内に装備したカメラによって、ドライバーの顔をモニターし、覚醒度を推定。音声とカーナビ画面への表示、同時にシートベルトを巻き上げる等してより強く警報を行う。
■車両挙動からドライバー状態を検出
車両の運転挙動を検出し、居眠り、脇見等ドライバーの運転状態を評価。音声とカーナビ画面への表示、同時にシートベルトを巻き上げる等してより強く警報を行う。