トヨタ「コースター」/EX(29人乗り) 4.0Lディーゼル 5速マニュアル(オプション装着車)

全車「平成17年(新長期)排出ガス規制」に対応

 トヨタは、「コースター」をマイナーチェンジし、全国のトヨタ店(大阪地区は、大阪トヨペット)を通じて、7月24日より発売開始した。

 今回のマイナーチェンジでは、環境性能を高め、全車「平成17年(新長期)排出ガス規制」に対応した。具体的には、ディーゼルエンジン車に、改良型N04Cディーゼルエンジンを搭載するとともに、インタークーラー付電子制御可変ノズル式ターボチャージャー、コモンレール式燃料噴射システムの採用、クールEGR(排出ガス再循環)システムの強化など、さらに進化したクリーンディーゼルシステムDPRが採用された。これにより、ビッグバンおよびマニュアル車は、PM(粒子状物質)排出量を規制値よりさらに10%低減、ECT車(除くビッグバン)においては、Nox(窒素酸化物)およびPM排出量をそれぞれ規制値よりさらに10%低減させ「低排出ガス重量車」の認定を国土交通省より取得している。

 また、LPG車においては、排出ガス浄化システムを見直し、Nox排出量を規制値よりさらに10%低減させ「低排出ガス重量車」の認定を国土交通省より取得している。

 さらに、電子制御式オートマチックトランスミッションを全車6速化し、燃費および走行性能が向上している。

 内外装においては、ヘッドランプ・フロントグリル・シート表皮などが意匠変更されたとともに、ボディカラーに“シルバーメタリック”が新設定されている。また、電動格納式助手席リモコンアウターミラー(除くビッグバン助手席ドア付車、LPG車)、リモコン調整式インナーミラー(EX、スーパーラウンジ)を標準装備するなど、使用性が向上している。さらに、ナビゲーション/オーディオ・コントロールパネルの配置を見直したうえ、ドライバー側に向けることで見やすさや使用性に配慮するとともに、サイドパネルにサイドターンシグナルランプが追加設定され視認性も向上している。

 また、今回のマイナーチェンジにあわせて、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車同様の改良を施すとともに、ラインアップの見直しが図られた。