メキシコ市場における小型トラック・セグメントへの初参入

 日産は、12日、小型商用車である新型「キャブスター」(日本名:アトラス)をメキシコ及び台湾市場に投入すると発表した。同モデルのメキシコ、台湾への投入は、2006年9月の欧州市場への投入、2007年6月の日本市場への投入に続くもの。

 メキシコ市場へは8月に投入され、日産にとって同市場における小型トラック・セグメントへの初参入となる。販売開始時は、スペインのアヴィラ工場で2,200台と限定的に生産・出荷され、2007年12月までに順次、台湾の三義にある裕隆汽車の工場からの供給に切り替えられるとのこと。
 一方、同モデルでの台湾での生産・販売開始は、2007年11月に予定されている。

 新型「キャブスター」には、独自の新型「グローバル・ライト・デューティ・トラック(LDT)用プラットフォーム」が採用されている。

 メキシコ及び台湾への新型「キャブスター」の投入は、2010年までにグローバル市場においてLCV事業のリーディング・ポジションを確立するという日産の長期的目標を実現する為の取り組みの一環であるという。