シンプルで割り切ったデザインのインテリア
モダンレトロで存在感のあるスタイリングに対して、ダッシュボード周りのデザインはごく平凡だ。モダンで無難、と言った方がいいかも知れない。それゆえ使い勝手に戸惑うことなく、すぐに慣れ親しむことができる。質感に関しては、これまた米国産らしく、割り切ったプラスチック使いで、上質を云々言うものではない。レザーシート仕様では、ステアリングホイールやシフトノブもレザーになりそれなりに質感もでるが、逆にそこだけ目立つのもどうだろう。
遊び道具が満載できる使い勝手十分のラゲッジ
注目すべきは、使い勝手のあるラゲッジスペースである。PTクルーザーとの最大の違いはここにあると言っていい。まずは、その容量が魅力。6:4分割の後席を倒せば、1600リッター以上の大容量スペースが出現。さらに、ラゲッジボードが備わっていて、その下にサブトランクの用意もあり、ボード自体を移動すればトノカバーにも使える。いかにも積みやすく、洗いやすいデザイン&材質が採用されているのもいい。頼もしい遊びのパートナーだ。