スズキ 電動車いす「カインドチェア」

乗る人に合わせて、より使いやすさをアップ!

 スズキは、手動車いすに電動ユニットを装着した電動車いす「カインドチェア」を一部改良し、7月3日より発売開始した。

 「カインドチェア」は、電磁ブレーキ付の高性能モーターを採用したジョイスティックレバー(操作レバー)で操作するタイプの電動車いすであり、クラッチレバーの切り替えにより手動車いすとしての使用が可能である。また、使い慣れた手動車いすに装着して電動化することができる、ホイールサイズの異なる2種類の電動ユニットも同時に改良し、発売する。

 今回の一部改良では、コンパクトに折りたためるフレームを一新し、さらにコンパクトな設計とした。また、長時間の利用でも疲れを軽減できるよう、体型に合わせて背もたれの張りを調整できるバックサポートを採用したほか、ジョイステックレバーや手動ブレーキなどの操作を行いやすい高さに設定できる伸縮性のアームサポートを採用。さらに、乗り降りに便利な左右に回転して開くフットサポートを採用するなど、快適性を向上させた。その他、小型ニッケル水素バッテリーの容量を増やし、連続走行距離を伸ばし、利便性を高めた。

 価格は、「AC22A」が35万円、電動ユニット「AC22AU」および「AC20AU」が26万2,500円。