順次「アクティブヘッドレスト」採用車両を拡大!
トヨタは、後方から衝突された際、乗員の頸部への傷害軽減を図る「アクティブヘッドレスト」を開発し、近々発売予定の新型車を皮切りに、順次採用を拡大していくと発表した。
トヨタは、市場事故実態を反映した実安全性能の向上が最も重要であるという考えの下、全方位コンパティビリティ、歩行者傷害軽減ボディ、WILコンセプトシートをはじめとした衝突安全技術を進化させてきた。
今回、新開発された「アクティブヘッドレスト」は、頭部と背中を同時に受け止め、頸部への衝撃を緩和するWILコンセプトシートをさらに進化させたものであるという。後方から衝突された際、乗員の腰がシートバックを押すことで内蔵された機構が作動し、ヘッドレストが斜め上方へ移動、乗員の頭部をヘッドレストで確実かつ素早く受け止める。これによって、乗員の頸部への衝撃を緩和し、むち打ち傷害を軽減する。
なお、社内試験において、従来のWILコンセプトシートに対し、社内で採用の頸部傷害評価指標を10〜20%程度軽減するとのこと。