超撥水でサイドミラーに雨粒を付着させないので、いつも視界はクリア!

ミラーコート剤 カーメイト「Sivクリア」

 梅雨の季節だというのに今年は雨が少ないですね〜。全国的にまとまった降雨もないまま6月が終わってしまいました。しかし年間降水量が最も多いのは7月。東京での梅雨明けは平均25日前後ですので、水不足解決のためにもまとまった降雨を期待したいものです。

 さて、雨の日の運転は危険が一杯です。フロントガラスについた油膜も視認性悪化の一つですが、ワイパーという“視界確保装置”が装着されていますのでまったく見えないということはありません。しかし右左折や車線変更に必ず確認するサイドミラーに雨粒が付着してしまうと、歩行者や後方車両の確認に影響をきたし非常に危険です。(そういえばバブル真っ盛りに登場したY31型初代「シーマ」には、なんとミラーワイパーが装備されていましたね。)
 そこで、雨の日の視認性向上のためサイドミラーに雨粒が付着しないとメーカーが謳うカーメイトの「Sivクリア」を試してみることにしました。余談ですが、取材車が採用している空力優先のサイドミラーは、時速○○○キロ走行でも風切音は非常に低いのですが、視認性は最悪。「Sivクリア」のようなアイテムは私にとっても期待大です。

施工前では雨粒が付着し視認性が著しく低下

施工前のサイドミラー。これでは危険ですね。

 ただでさえ視認性に問題のある取材車「オペル・ベクトラ」のサイドミラーですが、(その代償にCd値は現在でも世界トップレベルです。)雨粒が全面に付着してしまうと、乱反射を起こしてしまい視界は最悪です。このような場合、取材車ではミラーに頼らず目視が必須です。もちろん、一般のクルマでもこのような状態では、大変見づらくなり危険です。

サイドミラーの半分だけ処理をして比較してみました

左側は未処理

 比較のためサイドミラーの右側だけに塗布。どうです?まったくもって右側の処理面には雨粒が付着しません。まるでハスの葉の上に落ちた雨粒のようにビンビン撥水されます。
 皮膜形成後は処理面を拭いてはいけないという制約がありますので、ガソリンスタンドなどでは、ミラーをサービススタッフに拭かせないように注意しましょう。通常、皮膜は約一ヶ月持続するということです。

「Sivクリア」のテスト結果は??

カーメイト Sivクリア

ここが○
 汚れを拭き取ったミラーにスプレーするだけの作業でほとんど雨粒が付着しません。そのため視界は格段によくなり、安全運転促進にとても効果的。雨の日の夕方、お買い物に出かけるなんて時など歩行者、自転車にも相当気を使いましたが、視認性向上により安心して走れるようになりました。

ここが△
 スプレーする際にボディに溶剤が垂れてしまう可能性があるので、簡単なマスキングを行うのが好ましいです。強い溶剤なので塗装面に付着してしまうとシミの原因にもなりかねません。また、晴れた日にはミラーにうっすらと白い皮膜が形成されていることがわかります。

 雨の日の視界確保という点では、非常に有効な製品であることは間違いありません。他にも知人のレンジローバーに施工しましたが、巨大なサイドミラーにまったく雨粒が付かず、嘘のように雨の日の運転が楽になったと大変重宝されました。
 雨の日は安全な視界確保から!これはオススメアイテムといえます。

カーメイト「Sivクリア」実勢価格¥1500

written by 外川 信太郎