愛猫もバテる炎天下でも「コーティング」は可能なのだ!
現在梅雨真っ盛りですが、この季節が終われば強烈な日差しが降り注ぐ本格的な夏がやってきます。今年は記録的な猛暑になると予想されていますが、クルマ好きとしては、たとえ汗だくになろうともクルマはいつもピカピカにしておきたいのが心情です(熱中症には気をつけましょう!)。
そこで、梅雨の合間を狙って、炎天下でもコーティングができる「WONDAX-1(ワンダックスワン)」を施工してみることにしました。施工場所は、猛暑として有名な、山梨県・甲府市。6月だというのに33℃を記録しました。おそらく塗装面の温度は、限りなく100℃に迫るものだと思われます。
一般にこんな状況での洗車やワックス、コーティング作業はご法度とされていますが、説明書によるとこの「ワンダックスワン」は、塗装面の温度が高いほど皮膜がしっかり焼き付き、効果的だというのです。
では、過去にワックス・コーティングを数百本テストしてきた私が、キビシイ目でチェックしてみることにしましょう!
【Step1:とにかく「塗りこむ!」】作業は超カンタン!
「WONDAX-1(ワンダックスワン)」を塗装面全体に塗布しますと、数分でベビーパウダーを叩いたように真っ白に変化します。これが、塗装面に強固に焼きついたガラス皮膜です。
【あっという間のStep2!】仕上げは洗い流すだけ!
粉だらけのクルマを見ますと、ふき取りが大変かな?と思ってしまいましたが、この白い粉はホースで一気に洗い流してしまいます。流水で、急激に塗装面が冷却されることで皮膜が強化され、透明なガラス皮膜が形成されます。
水を流しながらスポンジで余剰成分を除去すれば、均等な皮膜が完成。仕上げに、セーム革で、水分をふき取れば、施工は完成です。
【Step3:出来上がり!】透明感のある光沢
塗装面の光沢は、カルナバワックスのようなしっとりしたものとは一線を画しますが、透明感のある皮膜はシャープな写りこみを実現。この皮膜は、太陽光線を味方に硬化し、青空駐車でも12ヶ月以上持続。これは、期待大です。ただし、細かいキズが多く刻まれて痛んだ塗装には皮膜が均等に定着しませんので、超微粒子コンパウンドによる研磨等の下地処理が必要です。
で、どーなのよ「WONDAX-1(ワンダックスワン)」!?
まず、一番気になったのが炎天下での作業。ムラやこびりつきなどが心配でしたが、心配ご無用! メーカーが謳うとおり炎天下の方が溶剤の乾燥が早く、作業を迅速に行うことができました。
また外装では、塗装面以外にウレタンやゴムなども施工可能です。そのため塗りこむ際に余計な神経を使わず、クルマ丸ごとコーティングが可能なんです。
また、内装部分にも施工できるのも非常にユニークです。ダッシュボードやステアリングなどにも施工してみましたが、白い粉が浮き上がったあと、固く絞った布で擦り取ると、ぎらつきのない自然な光沢が蘇りました。
「WONDAX-1(ワンダックスワン)」シリーズは、ガラスコート剤の「ワンダックスワン」、コート剤の皮膜に付着した細かいキズを除去するメンテナンス剤の「ワンダックスベータ」、そして、「ワンダックスワン」処理後の塗装面に深みのある艶を与える「ワンダックスアルファ」の3種類。いずれも、炎天下での作業が可能です。
written by 外川 信太郎