新型はアバンギャルドとエレガンスの2本立て!
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遂にメルセデスベンツの新型Cクラスが日本で発売されました!Cクラスとしては3代目(190Eも入れると4代目)となる新型は、アバンギャルドとエレガンスという、まったくイメージの違う2種類のエクステリアデザインを設定しています。
エレガンスはSクラスを小さくしたような、まさしくエレガントなデザインを採用、そしてアバンギャルドはCLやCLKのようにメルセデスのエンブレムをグリル中央に配置したスポーティなデザインを採用しています。ボディサイズがひと回り大きくなったこともあり、どちらもメルセデスらしい風格のあるエクステリアに仕上がっています。
エンジンは先代の最終型と同じタイプを流用して、1.8リッターのスーパーチャージャー(C200)と、2.5リッターのV6(C250)、そして3リッターV6(C300)の3種類を設定。ですが、1.8リッタースーパーチャージャーの新型C200は先代のC200よりも過給圧を上げる事で21馬力ものパワーアップを果たし、184PS/25.5kg-mというスペックになっています。ATは1.8リッターは5ATですが、V6には7ATを組み合わせています。
値下げ同然!新型はHDDナビが付いてパワーアップしている
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そして気になる価格は、C200エレガンスが450万円、C200アバンギャルドが460万円、C250エレガンスが558万円、C250アバンギャルドが570万円、C300アバンギャルドSが664万円という設定。
先代の最終型で最も価格が安かったC180コンプレッサーアバンギャルド(143PS)が409万円だったので底辺は上がっていますが、中間グレードのC200コンプレッサーは最高出力が163PSだったのに473万円もしており、それと新型を比較すると高くなった感じはありません。
しかも!新型Cクラスは全車に格納式HDDナビを標準装備しています!先代はオプションのナビを付けると、さらに34万円以上高くなってしまいました。それを考えれば新型はC230コンプレッサーに近い出力があり、HDDナビも標準装備されるのですから、450万円という価格は、むしろ値下げされているようなものです。
最もお買い得感があるのがC200アバンギャルド!
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そして新型の中で、最もお買い得感があるのがC200アバンギャルド!C200のエレガンスとアバンギャルドの価格差は10万円。たった10万円の差で、このアグレッシブなフロントマスクが手に入るなら安いもんでしょう。何年か乗ってガリバーに売る時のリセールバリューも、絶対にアバンギャルドのほうがいいと思います。
でも、こんなエグイ顔はちょっと・・・、と思っている人も最後まで読んでください。C200エレガンスとアバンギャルドの違いはフロントマスクだけではありません。C200アバンギャルドにはバイキセノンヘッドライトが標準装備されるのです。
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C200エレガンスにもバイキセノンがオプションで用意されていますが、その価格は14万7000円もします。つまりバイキセノン代だけで、10万円の差はなくなり逆にエレガンスの方が高くなってしまいます。
さらにC200アバンギャルドは、タイヤ&ホイールが17インチ(C200エレガンスは16インチ)になり、リヤコンビランプが高級感のあるLEDタイプになります。おまけにシートはハーフレザー(合成皮革)になり、木目パネルもベンツの上級車にも採用されているブラックバードアイメープルウッドが採用されています。10万円の差で、ここまで装備が違えば絶対にC200アバンギャルドのほうがお買い得です。
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ちなみにエレガンスとアバンギャルドの装備差が、こんなに大きいのはC200だけで、C250にはエレガンスもバイキセノンが標準装備されているので、12万円の差はスタイルだけになっています。しかもC250は9月からの発売となります。
C300はアバンギャルドSという、本革シートやパドルシフト、大型ブレーキなどが標準装備されているモデルなので高めの設定ですが、これらのアイテムをパッケージオプションで選ぶと60万円もするので、このグレードも価格は高価ですが、それなりのバリューはあるでしょう。
乗った感じもC200は先代のコンプレッサーよりも、エンジンの静粛性が高まり、乗り味もワンランク以上アップしています。サーキットで180km/hからフルブレーキングしても、まったく怖さを感じないほどの安定感を実現していました。
というわけで、新型Cクラスで最もお買い得なのは、C200アバンギャルドで間違いなしデス!このクルマ、私の予想ではバカ売れ必至なので、気になる人は早めに契約した方がいいですよ〜。