サーブファンやオーナーが祝福に駆けつけた!

 サーブは、6月7日〜6月10日まで、創業60周年記念式典を開催した。サーブ生誕の地、スウェーデンのトロールハッタンで開催され、記念式典には3万人以上が出席した。開催期間中、各種イベントや祭典が行われた。また、6月10日には、サーブ創業後の初代モデルから最新モデルなど、歴代のサーブ車の数々がサーブ・カー・ミュージアム前に勢揃いした。

 当時サーブは航空機メーカーとして知られていた。初代モデルサーブ92は、航空機エンジニアチームの発想による、革新的なエンジニアリング技術を特徴とし、他車とは一線を画すものだったという。独自の視点を持ち、他社に先駆ける形で、高水準のカーセーフティやドライバーのエルゴノミクス(人間工学)を実現、環境責任を果たす車づくりで先導的な役割を果たしてきた。また、ターボチャージャー技術の導入など、優れたエンジンパフォーマンスをいち早く実現した。

 サーブでは、再び「Moved the goal posts(ゴールポストを動かす)」という発想のもと、今度は革新的なバイオパワー技術の導入に乗り出した。ターボチャージャーの可能性を拡げ、より優れたパフォーマンスを実現すると同時に、E85(バイオエタノール85%、ガソリン15%)燃料を使用することで、化石燃料の使用で発生するCO2の排出量を大幅に削減する技術でリードしている。