カローラフィールダーFlex スタイリング

混合率100%に対応する車両、初の投入

 トヨタは、ブラジルにおける製造・販売子会社であるブラジルトヨタを通じ、バイオエタノール混合率100%燃料にも対応する、カローラFlexおよびカローラフィールダーFlexを製造し、5月25日から販売を開始した。

 カローラFlexおよびカローラフィールダーFlexは、現在販売されている1.8Lガソリンエンジンのカローラ及びカローラフィールダーがベースとなっている。燃料系及びエンジン本体の仕様を変更したもので、動力性能は1.8Lガソリンエンジン車と同等以上のものとなっている。

カローラFlex スタイリング
カローラFlex スタイリング
カローラフィールダーFlex サイドビュー

 トヨタでは、各国・各地域毎のインフラ状況やお客様のニーズに沿った、「適時・適地・適車」の考え方のもとで、環境対応技術の開発とエコカーの展開を推進している。ブラジルでは、バイオエタノール燃料が広く普及しているとともに、FFV(Flex Fuel Vehicle)が市場の主流を占めてきているという。

 現在トヨタでは、生産している全ガソリンエンジン車において、バイオエタノール混合率10%燃料を使用することが可能となっている。今回、混合率100%にも対応する車両を市場投入するのは、ブラジルのカローラFlexおよびカローラフィールダーFlexが初めてであるとのこと。

 なお、月販目標台数は、カローラFlexが2,500台、カローラフィールダーFlexが750台。
 価格は、R$56,565(Corolla XL-i M/T)〜R$83,712(Corolla Fielder SE-G A/T)。