マツダは、使用済み自動車のシュレッダーダスト(ASR)、エアバッグ類、フロン類の3品目について、2006年度(2006年4月1日〜2007年3月31日)の品目ごとの再資源化等実績を公表した。

 マツダでは、顧客より預託されたリサイクル料金によって、全国で特定3品目の再資源化を行っている。2006年度はASR引取りが19万6千台、重量で3万4千トン、うち2万4千トンを再資源化したという。なお、ASRの再資源化率は、2006年度の63%より7ポイント向上し70%を達成、これは車両のリサイクル実効率の約95%に相当する。

 さらにエアバッグ類は、4万7千台(7万8千個)を引取り、回収処理または車上作動により再資源化を行なった。エアバッグ類の資源化率は94%と法定基準85%を上回った。フロン類についても適正に処理が行われた。

 特定三品目の再資源化等に要した費用の総額は14億9,569万円で、資金管理法人から払渡しを受けた預託金の総額は14億6,982万円、全体収支は2,587万円の赤字となった