注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:ミツオカ 大蛇(オロチ)

ミツオカ 大蛇(オロチ)の魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車流通研究所)

 1982年のゼロハンカー発売以来、常に独創的なクルマを送り出してきたミツオカ自動車が、これまで以上に独創的なフォルムに包まれた『大蛇(オロチ)』を発表したのが2001年のモーターショーの会場。そして、今年4月に市販車第1号がいよいよ納車された。

 『大蛇』の生産台数は4年間で400台。300ものカラーバリエーションを持ち、インテリアも自分好みに選択できる——感覚的にはクルマのイージーオーダーのようなものだ。

 ボディサイズは全長4,560mm・全幅2,020mm・全高1,180mmとワイド&ローに仕上げられておりパッと見はまるでスーパーカーのよう。しかし、搭載されるエンジンはトヨタ製のV6-3.3リッターガソリンエンジンで、最高出力は233psと控えめなスペック。ミツオカらしく、デザインの良さがウリのクルマといえる。

 ミツオカといえば、『ビュート』『ラ・セード』『ガリュー』など発売してきました。しかし、どれも市販車をベースに大幅にカスタマイズすることで、ミツオカのオリジナルカーを作り上げてきたが、今回の『大蛇』はエンジンとミッションこそトヨタ製を使用するものの、ボディはオリジナルで制作されたクルマである。

 ボディサイズとエンジンパワーから想像すると、走りはスポーツカーとしてはやや物足りなさを感じるかもしれないが、他に類を見ない奇抜なデザインは街中で相当な目を引くはず。見て楽しむクルマといえよう。

今回のクルマ
Specifications
グレード
標準
ボディサイズ
4560x2035x1180mm
エンジン型式
3MZ-FE
総排気量
3311cc
最高出力
233ps(172kW)/5600rpm
最大トルク
33.4kg-m(328N・m)/4400rpm
定員
2人
予約開始日
2006年10月03日
車両本体価格
\10,500,000

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リセールバリュー診断

 ミツオカ・大蛇の3年後のリセールバリューは最大59%のBランクとまずまず。価格は高めだが、年間100台しか生産されず、希少性が高いこと。何より奇抜なデザインで実質的なライバルが不在であることなどが要因である。

 開発したら数十万台規模で売らなければいけないトヨタや日産とは違い、売りたい物を作ることができるというのがミツオカの強み。

 ミニバンや軽自動車の開発にも力を入れなければいけないのもわかるが、こういった遊び心のある開発を大企業がやってくれると、もっとクルマが面白くなるのだが。

車両本体価格
\10,500,000
登録など諸費用
\800,000
値引き
\0
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
53%〜59% B
約 \ 5,105,000

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