日産 ラフェスタ 大幅改良でイメージ一新!

女性に優しいミニバン「ラフェスタ」

 ラフェスタは、ミニバンの元祖とも言える歴史的モデル「プレーリー」(リバティ)の流れを汲む、コンパクトな7人乗りミニバンだ。
 温和なエクステリアやガラスルーフの開放感溢れるインテリア、さらに乗降しやすい後席スライドドアの採用などで、ファミリー向けの優しいイメージを特長とする。ライバルに比べ短い全長を持ち、クラストップの最小回転半径(5.1m)や見切りの良さから、女性にも優しい運転のしやすいミニバンとして定評がある。
 同じような背の低さ、コンパクトさを特長とするライバル「トヨタ ウィッシュ」や「ホンダ ストリーム」が、乗用車らしさを強調するヒンジドアを採用してスポーティなイメージを強調するのとは、全く違った路線というワケだ。
 今回のマイナーチェンジでは、そんなラフェスタの魅力を十分に生かしながら、内外装のデザインを大きく変更し、質感を大幅に向上してきた! その変化について、順を追ってご紹介する。
日産 新型 ラフェスタ リアビュー
リアビューも、ディテールに渡り手が加わり、落ち着いた雰囲気となっている。
日産 新型 ラフェスタ エクステリア
シンプルで可愛らしい現行のイメージに、上質で洗練された雰囲気が加わった新型ラフェスタのフロントビュー。
日産 新型 ラフェスタ サイドビュー
低いウェストラインやスクエアなウィンドウが、ラフェスタ独自の明るく開放的な室内の眺めを生み出す。

ラフェスタ独自の魅力はそのままに

 日産は、小型ミニバン「ラフェスタ」をマイナーチェンジし、5月15日より全国一斉に発売する。04年のデビュー以来、初めての大規模なマイナーチェンジとなる。
 写真で見ても分かるように、今回のマイチェンでは内外装のデザインを一新したのが大きな特長だ。
 特にエクステリアについては、大きくイメージを変えた。同社のキューブなどにも共通する、シンプルで可愛らしい「脱力系」なイメージだった現行型に対し、フロントグリルやヘッドランプ周りのデザインを変更し、2リッタークラスらしい上質なイメージを付与した格好となった。

日産 新型 ラフェスタ ハイウェイスター エクステリア

もうひとつのラフェスタ、「ハイウェイスター」

 さらに、現行モデル途中から追加された「ハイウェイスター」グレードについては、兄貴分であるLクラスミニバン「プレサージュ」にも共通するブリリアントなマスクが装着され、上質でスポーティなイメージを強調するデザインとした。
 ボディカラーについては、新色4色を含む上級指向なイメージの全7色を設定している。

日産 新型 ラフェスタ ハイウェイスター エクステリア
「ハイウェイスター」専用エアロ&マスクが、従来の温和なラフェスタのイメージを180度変える。
日産 新型 ラフェスタ ハイウェイスター リアビュー
リアビューも独自の安定感がシャープでスポーティな印象だ。
日産 新型 ラフェスタ ハイウェイスター 専用フロントグリル
兄貴分「プレサージュ」を彷彿とさせるハイウェイスター専用フロントマスク。

実質的な改良が加えられたインテリア

 いっぽう、インテリアについては実質的な改良が加えられた。中でも、シートのサイズ拡大・形状変更が図られたのはニュースだ。
 従来はその開放感を強調するために、背もたれに格納されるヘッドレストが組み合わされていたが、新型では大判のものが採用。後席に大人が座っても十分なサイズとなった。またシート地についても改良が加えられ、質感を向上させている。
 インパネ周りでは、新たに2連リングメーターや、瞬間燃費などを表示する液晶オド・ツイントリップメーターを採用。さらに、ナビシステムも最新のHDD方式とし、機能・操作性・基本性能を向上させた。

日産 新型 ラフェスタ インパネ
ラウンドフォルムの優しいデザインが特徴的なインパネレイアウトは現行型から継承。
日産 新型 ラフェスタ パノラミックルーフ
ラフェスタだけの、開口部全長1360mmx全幅670mmの開放的なパノラミックルーフ。
日産 新型 ラフェスタ インテリア
シートの形状が大きく変更され、ムードが一変した新型ラフェスタのインテリア。

グレード構成を整理し、よりシンプルに

 グレード構成についても見直しが図られた。現行モデルに設定されていたRV志向のグレード「プレイフル」が廃止され、ベーシックな20S、上級グレードの20G、ハイウェイスターの3グレード6タイプ(各FF/4WDの2タイプ)に整理。より明確な設定とした。価格は186.9万円(20S・2WD)から239.4万円(ハイウェイスター・4WD)まで。目標月販台数は1500台。
 なお新型ラフェスタのテレビCMでは、2児の母となった元アイドル「森高 千里」がオリジナルソング「ラララ ドライビング ラララ ラフェスタ」を披露(ただし本人は未出演!残念っ!!)。彼女自身8年ぶりの新曲レコーディングだという。テレビでその歌声を聞けるのも、また楽しみのひとつだ。

 ラフェスタ独自の魅力はそのままに商品力を高め、新型モデルで強豪ライバル各車に再挑戦する。

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( レポート:CORISM編集部 )

日産 新型 ラフェスタ パノラミックルーフと大きなウィンドウがもたらす開放的なインテリア
日産 新型 ラフェスタ サイドビュー

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代表グレード
ハイウェイスター(2WD)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4575x1695x1615mm
車両重量[kg]
1430kg
総排気量[cc]
1997cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
137ps(101kW)/5200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
20.4kg-m(200N・m)/4400rpm
ミッション
エクストロニックCVT(無段変速機)
10・15モード燃焼[km/l]
15.0km/L
定員[人]
7人
消費税込価格[万円]
215.25万円
発売日
2007/5/15
レポート
CORISM編集部