フォード エスケープ
フォード エスケープ フロント

SUVらしい力強さと精悍なイメージがとても印象的だ。いかにもSUVらしいルックスが走破性の高さを想像させてくれる。

フォード エスケープ フロントマスク

クロームメッキが施された3本スリットのフロントグリルで高級感をプラスすることに成功している。

フォード エスケープ サイド

ボディの四隅に配置されたタイヤにより安定感のあるフォルムを実現している。

フォード エスケープ リヤ

バンパーの下部にスキッドプレートを配し、SUVらしいイメージを強調している。また最上級グレードのLIMITEDにはLED式のブレーキランプが採用されている。

フォード エスケープ

フォード エスケープ

スタイル インテリア 走り&メカニズム

大胆なモデルチェンジで生まれ変わったエスケープ

 フォードのエスケープはマツダのトリビュートと姉妹車を構成していたクルマ。共同で開発した上で、アメリカで販売するフォード・エスケープとトリビュートはフォードの工場で、日本で販売するトリビュートとエスケープはマツダの工場で生産していた。だからエスケープはマツダ製のフォード車だった。
 ところがマツダは日本市場はもちろん、アメリカ市場でもサイズが小さすぎて売りにくいトリビュートには見切りをつけ、すでに生産を中止してしまった。マツダとしては昨年から販売しているCX-7やCX-9によってアメリカのSUV市場で商売をしようという考えだ。
 マツダが生産を中止した後も、フォードは生産を続けており、昨年6月には内外装を変更するなど、大幅なマイナーチェンジを実施している。すでにマツダが生産を中止しているため、現在のエスケープはフォードが生産したクルマを輸入する形になっているのも変更点だ。

アメリカンSUVテイストあふれるルックスが魅力!

 外観デザインはフロント回りを中心に大きく変更された。クロームの3本横スリットにフォードのエンブレムを配置した大きなフロントグリルは、いかにもアメリカンSUVらしいおおらかなデザインで、ほかにボンネットフードやウインカー内蔵ドアミラーなど、外装のいろいろな部分に手が加えられている。

代表グレード
XLT-SPORT
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4470×1825×1720mm
車両重量[kg]
1600kg
総排気量[cc]
2967cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
203ps(149kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
27.0kg・m(265N・m)/4700rpm
ミッション
4速AT
10・15モード燃焼[km/l]
-km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
295.0万円
発売日
2006/6/21
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム