【F1 2007シリーズ開幕直前!】ホンダF1チーム ジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロ スーパーアグリF1チーム 佐藤 琢磨、アンソニー・デビットソン

2007年、ホンダF1参戦への意気込みを各選手が語る!

 ホンダは、2007年のF1(フォーミュラ1世界選手権)参戦体制について、東京都内で記者発表を行なった。併せて今週末2月16日より開催される初戦オーストラリアGPに先駆け、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロ各選手、SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤 琢磨、アンソニー・デビッドソン各選手らも会場に登場し、今期にかける意気込みなどを語った。

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ホンダ2チームの新体制と新レギュレーション

 Honda Racing F1 Teamの体制は以下の通り。
 チーム会長:和田 康裕/チームCEO:ニック・フライ/シニアテクニカルディレクター:中本 修平/ドライバー:ジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロ

 いっぽう、エンジン供給などホンダのサポートにより参戦する日本チーム、SUPER AGURI F1 TEAMの体制は以下の通り。
 チーム代表:鈴木 亜久里/マネージングディレクター:ダニエル・オーデット/ドライバー:佐藤 琢磨、アンソニー・デビッドソン
(※全て敬称略)

 新エンジンは2.4リッターV8 自然吸気エンジン。07年からエンジンを凍結するレギュレーションが導入され、最高回転19000rpmという制限が設けられた。また、同時に07年よりタイヤ供給はブリヂストン・ポテンザタイヤのみとなる点も注目される。
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06年同様に「優勝」を!

 まずは、中本修平シニア・テクニカル・ディレクターがホンダF1の07年モデルの特長について語った。まず最優先だったのは空力をいかに味方にするかだったこと。次いで、19000rpmに制限された中でいかにドライバビリティを向上させるかがポイントだと話す。テストでは良い点と同時に課題も多く、初戦には修整が間に合わない箇所もあると認める。
 いっぽうジェンソン・バトン選手もクルマがまだ未完成である上で「まだ改善出来る」「昨年は(初優勝を遂げて)良い年だった。今年も同じように良い年(優勝)としたい」と前向きに語った。
 パートナーのルーベンス・バリチェロ選手は、05年までフェラーリチームでブリヂストンタイヤを経験していたアドバンテージを感じつつもやはりマシンの完成度はまだまだだ、とする。しかし「チームも2年目でかなり良い状況。皆に感謝する。これからも『ガンバリマース』!」と笑顔でメッセージを送った。

【F1 2007シリーズ開幕直前!】ホンダF1 SUPER AGURI F1 TEAM代表、鈴木 亜久里氏(右)
SUPER AGURI F1 TEAM代表、鈴木 亜久里氏(右)
【F1 2007シリーズ開幕直前!】ホンダF1 SUPER AGURI F1 TEAM 佐藤 琢磨、アンソニー・デビッドソン各選手
SUPER AGURI F1 TEAM 佐藤 琢磨、アンソニー・デビッドソン各選手
【F1 2007シリーズ開幕直前!】ホンダF1

やっとスタートライン

 いっぽう、F1参戦2年目となるSUPER AGURI 代表の鈴木 亜久里氏は、初参戦した06年を「あっという間の1年だった」と振り返る。1年目は様々な準備に明け暮れた、という。その意味で「07年からやっと戦える。いざ出陣!」と宣言。「去年より緊張感のある開幕を迎える」と語った。
 今シーズンより参加するアンソニー・デビッドソン選手は「全てが上手くいっている。オフシーズンテストでもチームメンバーともに満足している。」とこれまで順調に調整が進んでいることをアピール。そのうえで「信頼性を高め、チームの力を最大限に出すことで良い結果が出ることを楽しみにしている」とその意気込みを語った。「同じタイヤで競争するのは楽しい」と、初参戦の期待に胸膨らませている様子だ。
 さて、日本人ドライバー佐藤 琢磨選手は「昨シーズンはレースするというよりF1チームとして認められるよう勉強してきた」と、亜久里氏同様、06年がまだまだ準備段階であったことを認めた。そのいっぽうで「今シーズンはなるべく早い時期に初ポイントを得てチームに貢献したい」と意気込む。また「新レギュレーションにより(他チームには)扱いにくくなったかもしれないが、SUPER AGURIにとっては昨年に比べ大きく前進しており接戦出来る好機だ」と主張する。
 日本人チームにとって、念願の初ポイントにいよいよ期待が高まるところだ!

( レポート:CORISM編集部 )

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