スズキ「SX4セダン」

WRCのテスト参戦および欧州におけるモータースポーツ活動計画も発表

 スズキは、3月6日よりスイスで開催中の第77回ジュネーブモーターショーにおいて、「SX4セダン」の欧州発表、世界ラリー選手権(WRC)のテスト参戦、および欧州におけるモータースポーツの活動計画を発表する。

 「SX4セダン」は、スポーツクロスオーバー車「SX4」のスポーティな走りをそのままに、伸びやかな正統派のセダンデザインを採り入れたモデル。広いトランクスペース、くつろげる居住性を実現している。製造は日本で行われ、今秋より欧州で販売開始される予定。

 また、「SX4」に、1.6ディーゼルエンジン搭載モデルをラインナップに加え、欧州市場での幅広い需要に対応するとしている。スズキは、2007年はこれら新モデルの投入により、欧州で34万台の販売を目指すとのこと。

スズキ「スイフトスポーツ ラリーカップ」

 WRCのテスト参戦については、「SX4 WRC」の日本国内での開発と走行テストを終了し、4月より欧州テストを開始。08年シーズンからの本格参戦に向けて、10月のフランスラリー、11月のラリーGBの2戦にテスト参戦することが決定された。
 また、WRCへの参戦とともに、欧州におけるモータースポーツ人口の底辺拡大を目的に、各国代理店が実施する「スイフトスポーツ ラリーカップ」をサポートするとのこと。イベント実施にあたり、スイフトスポーツEUROスペックをベースとしたグループN車両を設定し、より多くのモータースポーツファンが参加しやすいイベントを目指し、今春より欧州各国で順次開催する予定だという。

 スズキは、二輪のモトGP、四輪のWRCなど世界最高峰のレースに挑戦し、モータースポーツ活動を通じたブランドイメージの向上を図るとしている。本年1月には、これまで四輪のモータースポーツ活動において協力関係にあったスズキスポーツに対し35.06%出資、より強固な体制でWRCに臨むとのこと。

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