水平対向ターボディーゼルエンジンを公開
スバルは、スイスで3月に開催予定の第77回ジュネーブ国際モーターショー(3月6日〜3月7日プレスデー、3月8日〜18日一般公開)に、欧州市場へ導入予定のスバル水平対向ターボディーゼルエンジンと、電気自動車「スバル R1e」を出品すると発表した。
スバル水平対向ターボディーゼルエンジンは、水平対向レイアウト本来のメリットである高剛性、低振動特性を生かし、バランサーシャフトを必要とせず、なおかつ同排気量のスバル水平対向ガソリンエンジン並みのコンパクトな設計を達成しているとのこと。また、このエンジンは、システム全体での低重心特性、ディーゼルエンジンの力強い低中速トルクとシンメトリカルAWDの優れたトラクション性能による車トータルとしての基本性能の優位性をアピールするため、ショーではドライブトレインと一体可した状態で展示されるという。なお、このエンジンの搭載車は、2008年に欧州市場で発売予定とのこと。
電気自動車「スバル R1e」は「スバル R1」がベースとなっており、近距離コミューターとして実用化を目指している。現在10台が共同開発のパートナーである東京電力での業務で使用され、市販化に向けた実証実験も行われている。今回、東京電力が開発した15分で約80%の急速充電が可能な充電器もあわせて展示される。
その他、スバルインプレッサWRC2007プロトタイプ(参考出品)、B9トライベッカ(5+2人乗り、5人乗り)、アウトバック(3.0R、2.5i)、レガシィ(セダン3.0R、ワゴン3.0R、ワゴン2.0R)、フォレスター(2.5XT、2.0X)、インプレッサ(セダン3.0R、ワゴン2.0R、ワゴン1.5R)、G3Xジャスティ(1.3)が出品される。