三菱 アウトランダー

北米、国内、ロシア向け車両を生産

 三菱は、愛知県岡崎市の名古屋製作所岡崎工場で、本格オンロードSUV「アウトランダー」の生産を開始すると発表した。北米向けのほか、国内向けやロシア向けに06年度下期までに2万9千台を生産する予定。

 三菱は、これまで「アウトランダー」を水島製作所で生産していたが、国内軽自動車および輸出乗用車の好調な販売状況を受け、同製作所が高操業状態になったため、名古屋製作所に同社の一部を移管し、生産の補完を図るという。

 12月15日、名古屋製作所において「アウトランダー」の生産開始を記念する式典が開催された。この中で益子修社長は、「量産ラインの閉鎖を決断した岡崎工場が新たなスタートを迎えたことは、大きな喜びであるが、一つの通過点であることも再認識したい。岡崎地区はクルマづくりに必要な全ての部門を有する理想的な環境にある。本日を起点に『品質世界一を目指してクルマをつくる』気概で、新たな歴史へのチャレンジを始めて欲しい。」と語ったとのこと。

 名古屋製作所では、04年4月から一直化していた生産体制を32ヶ月ぶりに今月からニ直化するとのこと。