ウィーン・フィルを中心とした奏者によるコンサート

 トヨタは、2007年に創立70周年を迎えることを記念して、同年4月、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席演奏者など、30名で特別編成されたオーケストラ(名称:トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン)によるコンサートを、全国5都市で計7公演開催すると発表した。

 同オーケストラによるコンサートは、トヨタのメセナ(芸術文化支援)活動の一環として、2000年から行われているもので、今回で6回目となる。

 全7公演の内訳は、「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」の演奏により、ウィーン古典派を代表する作曲家ハイドン、モーツァルトの名曲の数々やベートーヴェン交響曲第6番「田園」を演奏する「ウィーン・プレミアム・コンサート」が5公演(札幌、東京、名古屋、大阪、福岡)。また、モーツァルトの華やかなオペラ・アリアに加え、指揮者 佐渡裕氏、名古屋フィルハーモニー交響楽団、藤原歌劇団合唱部との共演により、ベートーヴェン交響曲第9番を演奏する「ウィーン・グランド・コンサート」が2公演(東京・名古屋)となっている。

 ソリスト(独奏・独唱)には、ウィーン・フィルの首席奏者やウィーン国立歌劇場などヨーロッパの主要なオペラハウスで活躍する歌手のほか、日本からハープの吉野直子氏、ソプラノの中嶋彰子氏、テノールの佐野成宏氏が出演するとのこと。

 また、今回は特別プログラムとして、次代を担う青少年を対象とした「コンサートへのご招待」(全公演)、「公開リハーサル」(東京・名古屋)、「ウィーン・フィル講師による公開マスタークラス」(東京)、「小学校・児童福祉施設等への訪問コンサート」(東京・名古屋)を無料で実施される。