補修用部品の供給体制を構築

 ホンダは、成長著しいインド事業を支える効果効率の高い補修用部品の供給体制を構築するため、新会社「Honda Motor India Pvt Ltd.」を9月に設立、12月1日より業務を開始した。

 ホンダは、インドにおいて二輪車、四輪車、汎用製品をあわせて年間380万台を販売(2005年度実績)していて、今後の事業拡大とともに、補修部品の需要もさらに高まる見通しであるとのこと。

 これまで、インドにおける部品事業は、ホンダの二輪、四輪、汎用の事業会社4社が手がけてきたが、これらを新会社に集約してコスト、物流領域での体質強化を図り、高品質なサービスパーツをタイムリーに届ける体制を構築するという。

 具体的には、新会社が、四輪車の清算・販売会社「ホンダ シェルカーズ インディア・リミテッド」のパーツセンター内に新しいオフィスを開設し、補修部品在庫の一括管理が開始される。将来的に二輪車・四輪車・汎用製品の補修部品を一括管理・保管する物流拠点を新たに建設するとのこと。この体制により、業務効率の20%向上とコスト削減を図り、オーダーを受けてから24時間以内にインド各地の販売店に届けることを目指すという。2007年度の売上高は18億インドルピー(約45億円)を見込んでいるとのこと。