フィアット グランデプント
フィアット グランデプント インテリア

エクステリアとは打って変わってシックで上質なインテリア。この上質さがハンパではなく、徹底したつくりこみに驚かされる。

フィアット グランデプント シフトノブ

通常のオートマとは少しばかり勝手の違う "ATモード付シーケンシャルトランスミッション" を採用。ATと言えどエンジンの性能をフルに引き出そうと言う姿勢が現れている。

フィアット グランデプント メーター

大型サイズで視認性に優れた丸型メーター。デュアロジック車はブラックをベースとしたシックなデザイン。

フィアット グランデプント エアコン

運転席と助手席の温度を別々に設定できる高度なフルオートエアコンを装備。国産だと本当の高級車にしか設定されておらず、コンパクトカーに装備されるのは相当に珍しい。

フィアット グランデプント フロントシート

5ナンバーサイズのボディでありながらも、優秀なパッケージングにより非常に広々とした質内空間を確保。シートの出来もいいので、快適性は抜群だ。

フィアット グランデプント リヤシート

コンパクトカーと言っても、きっちり使えるリアスペースが用意されている。大人4人のドライブも快適にこなせるんじゃナカロウカ?

フィアット グランデプント ラゲッジ

リアシートを倒してラゲッジを目一杯に使い倒せる便利さはハッチバック冥利に尽きる。輸入車といっても毎日の生活を共にするだけに、実用性は無視できないポイント。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

ロングホイールベースで広い室内

 グランデプントの室内空間は、コンパクトカーとしてはトップクラスの広さを持つ。これは4mを超える全長とともに、2510mmに達するホイールベースが好影響を与えている。前席はもちろんのこと後席にも十分な居住空間が確保されている。開発の初期段階から最新のエルゴノミックスを駆使することで、単に広さを確保するだけでなく、優れた乗降性やドライビングポジションが確保できるようにしたのが大きなポイント。

 ホイールベースの長さは乗り心地にも貢献しているし、室内の広さは快適性にもつながる要素となっている。ボディをひと回り大きくしたことで、従来のコンパクトカーの次元を超えたのが今回のグランデプントだ。

入念なつくりこみとワクワクする装備

インテリア回りのデザインは細かな部分まで入念な作り込みを目指したという。インテリアパーツの合わせ目などは従来のプントの水準を超えたものとなっているし、しっかりした感じのシートが備えられていることもプントのイメージを変えるものだ。

 1.4LのSOHCエンジンを搭載するデュアロジックには、装備によってメガ、ギガ、テラの各グレードが設定されていて、最上級グレードのテラでは、スカイドームと呼ぶ大型ガラスサンルーフやパーキングセンサー、レインセンサー付きワイパーなどが標準で装備されている。

代表グレード
1.4 デュアロジック メガ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4050×1685×1495mm
車両重量[kg]
1150kg
総排気量[cc]
1368cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
77ps(57kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
11.8kg・m(115N・m)/3000rpm
ミッション
5AT
定員[人]
5人
税込価格[万円]
192.0万円
発売日
2006/10/17
レポート
松下 宏
写真
近藤暁史
スタイル インテリア 走り&メカニズム