スバルR1と日産のハイパーミニ

地球に優しいEV(電気自動車)

 快晴に恵まれた文化の日、早起きして筑波サーキットに行ってきました。この日、第12回目の『日本EVフェスティバル』が開催されたからです。ボクたちが大好きな自動車は、CO2の排出による地球の温暖化と石油資源の減少という大きな問題を抱えています。化石燃料の枯渇と地球の温暖化を防ぐためには、CO2排出量の少ない自動車の普及が望まれます。その切り札のひとつとして期待されているのが、「EV」と呼ばれている電気自動車です。

EVレースに参戦! マシンの感触は…?

 このEVフェスティバルに、日本EVクラブと大会委員長の館内端さんからお招きをいただき、行ってきました。サーキットで開催することからわかるように、メインスタンド前でのジムカーナやコンバート1時間ディスタンスチャレンジ(乗用車改造の電気自動車)などが組み込まれています。今回は、この1時間耐久レースとスバルR1eワンメークレースのゲストドライバーだったのです。

 ところが、早朝に常磐道で事故があり、何人かのゲストドライバーの到着が遅れてしまいました。そこで急遽、エレクトリック・レーシングカートによるジムカーナにも出場することになったのです。ダイハツチャレンジカートを運転したのですが、瞬発力が凄かった。一発勝負で、やっとマシンに慣れてきたころ、終了でした。予選はほんのちょっとの差で準決勝進出を逃してしまいました。残念。

 コンバートEV1時間レースは、ミゼットIIを改造したEV-R2とコペンEV-Rのステアリングを握りました。コペンEV-Rの速さには驚きです。アクセルを踏み込むと一直線に加速していきます。コペンのスタートドライバーだったのですが、舞い上がってスタートミスすると同時に、ピットレーンではスピード違反も犯してしまいました。反省! また、レースだけでなく、パドックでは燃料電池自動車や電気自動車など、EV・低公害車の同乗試乗や展示も行われたんです。この日は、1日中EV尽くしで楽しめました。来年はみなさんもぜひ見に来てください。

スバルR1の電気自動車、東京電力との共同開発

スバルR1と日産のハイパーミニ

 スバルR1を改造して電気自動車にしたスバルR1e。東京電力がスバルと共同開発した。これでデモレース(パレード走行)を行ったのだ。右側は日産のハイパーミニ。これもR1eと同じようにデモレースと試乗を行った。

驚異の速さ! コペンのEV-R

コペンEV-R

 このコペンEV-Rのスタートドライバーを務めた。あまりの速さに最初から4周マイナスのハンディが科せられた。モーターは松下電器産業の永久磁石型同期発電機で、これにパナソニックEVエナジー(16個)のニッケル水素バッテリーを組み合わせている。速いゾ!

ミゼットIIはEVへのコンバートも多い

ミゼットII EV-R2

 途中から乗ったミゼットIIのEV-R2。モーターはコペンと同じ松下電器産業のものだが、バッテリーは鉛。ミゼットIIは改造しやすいためか、EVにコンバートしているクルマが多い。ナンバー付き車両もあるそうだ。

ZEK03Li-ADVANですごいタイムを叩き出した!

ZEK03Li-ADVAN

 同業の斉藤聡さんがドライブしたZEK03Li-ADVAN。サーキットでは見慣れたヨコハマのアドバンカラーのレーシングカートだ。DCブラシ・アドバンスドDCにNECラミリオン・エナジーのバッテリーを搭載。な、なんと1分06秒584のタイムを叩き出した!

表彰式、みんなの笑顔がまぶしい

表彰式

 たくさんのレースが開催されたため、午後4時から始まった表彰式は1時間以上にわたり、終わったときは真っ暗! これはERデュアルジムカーナの表彰式(だと思う)みんな笑顔が輝いて見えました。

トミカエコカーコレクション! スバルR1eもある

トミカの「エコカーコレクション」

 トミカの「エコカーコレクション」です。電気自動車のスバルR1e、ハイブリッドカーのトヨタプリウス、マツダRX-8の水素自動車、トヨタプロボックスの天然ガス自動車の4台がセットになっている。1500円です。

スバルR1eでパレードレースに参加

スバルR1e

 バッテリーに蓄えた電気を使い、電気モーターで走るスバルR1e。これで2周ほどパレードレースをやりました。東京電力とスバルの力作です。気持ちいい走りを見せました。