鳴り物入りの高級車だけあって、国産車らしからぬハイスペックを誇るパワートレイン。最高出力385馬力、51kgという力を8ATや多種の安全装置を介して理性で制御する様は圧巻。9.1km/lという燃費にも恐れ入る。 |
新開発の4.6リッターV8+8ATの組み合わせはダテじゃない! 搭載エンジンはV型8気筒4.6Lの自然吸気DOHC。トヨタは先にISやGSなどに搭載したV型6気筒3.5Lの新型エンジンを持っているが、これに2気筒加えたのが今回の新エンジンだ。3.5LのV型6気筒がポート噴射と直噴を組み合わせることであらゆる回転領域でパワフルなエンジンに仕上がっていたのと同じように、このV型8気筒エンジンも同様の仕様によって豪快なパワーフィールを実現する。 日本的やすらぎを感じさせる静寂の乗り心地 電子制御エアサスペンションの乗り心地はあくまでも快適なもの。減衰力可変システムを採用することで、より高い次元で安定性と乗り心地が両立されている。電子制御パワーステアリングと可変ギアレシオステアリングも好フィール。電子制御式であることによる違和感を全く感じさせないリニアな感覚の操舵フィールが得られるのだ。 ●お勧めグレード レクサスLS460は本当に良いクルマに仕上がったと思うが、価格も相当に高くなった。これはいろいろな装備や仕様がテンコ盛りになっているためでもあるが、ベース車の価格が770万円となると普通のユーザーには簡単に手の届くクルマでない。装備や仕様の違いを考えたらレクサス分のブランド代は高くても50万円くらいのものなのだが、絶対的な価格帯が770万円から1000万円というのではあまりにも高い。
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