ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、現地時間10月23日に、カナダ工場・第2ラインで新たにシビックの生産を開始すると発表した。

 ホンダモーターの計画では、2007年2月より、カナダ工場・第二ラインで生産しているパイロットをアラバマ工場・第二ラインに全面移管することで、アラバマ工場は、第一・第二ラインともフル稼働の年産30万台とする。また、4月よりパイロットを全面移管したカナダ工場・第二ラインは、シビック4ドアを生産するという。

 現在カナダ工場・第二ラインは、MDXやリッジラインなどのライトトラックを生産しており、今回が初めての乗用車生産となる。これによるカナダ工場全体の生産能力に変化は無く、年産39万台を計画しているとのこと。

 今回の生産アロケーションにより、シビックの生産拠点は、オハイオ州イーストリバティ工場と、カナダ工場・第一ラインの2箇所から、カナダ工場・第二ラインを加えた3箇所となり、最大で年産6万台のシビックの供給増が可能となる。燃費志向の高まる北米において、需要変化により柔軟に対応できる生産体制をとるとしている。