5万円で選べる電動スライドドア
三菱車の中で販売台数を稼ぐ中心モデルのようになっているのがeKワゴン。初代モデルは最近の三菱を支えてきたモデルで、今回のフルモデルチェンジで登場した2代目モデルも三菱のラインナップのベーシックラインを受け持つ量販モデルとして位置付けられている。ユーザーの声を聞くことによって従来のモデルに比べて使い勝手の良いクルマに仕上げたほか、左側のリヤドアをスライドドアにしたグレードも設定した。
キープコンセプトで完成度を追求
外観デザインも従来のモデルのイメージを継承していて、シンプルでクリーンなイメージは正に従来のモデルのもの。やや高めの全高を持つセミトールのハイトワゴンというパッケージングも少しも変わらない。角張ったデザインも従来のモデルと共通で、その意味では新鮮さに欠ける印象があるのも確かた。ただ、これまで良く売れてきたモデルだけに、売れ筋のハイトワゴンという路線は変えられなかったようだ。
ただ、リヤドアをスライド式にするのにあたり、レール部分が内側に隠れて見えないインナーレール式を採用して外観のクォリティを高めたほか、横一文字のフロントグリルや縦型のデザインを採用したLEDタイプのリヤコンビランプなどに今回のモデルの特徴が見られる。ボディカラーは全部で11色も用意されている。
差別化されてイメージの違う「スポーツ」
eKスポーツには大型のエアダムバンパーが採用されるなど、標準のeKワゴンに比べて差別化が図られている。eKスポーツのボディカラーは6色だ。