スバルは、10月23日より横浜で開催される「FISITA 2006 Exhibition」および「EVS22」への出展概要を発表した。

 「FISITA 2006 Exhibition」は、テーマに「持続可能な自動車社会を支える先端テクノロジー」を掲げ、10月23日〜26日の期間開催される。今回、スバルからはレーザーレーダーを用いた全車速追従型クルーズコントロールの「SI-CRUISE」と「スバルR1e」が出展される。
 「SI-CRUISE」は、前車との位置関係を認識しながら、ほぼ0km/hから100km/hまでの範囲で速度を制御し、追従できるシステムで、「スバル レガシィ」に装備し展示する。また、近日市販化も予定しているという。

 「スバルR1e」は、東京電力と共同開発を行っている電気自動車(EV)で、現在10台が実用試験中という。15分で80%容量までの急速充電を可能とし、走行中二酸化炭素を排出しない高い環境性能と、同クラスのガソリン車と比較で最大約1/8となるランニングコストを実現している。

 一方、10月23日〜10月28日の期間開催される「EVS22」では「スバルR1e」およびこれに搭載されているNECラミリオンエナジー製マンガン系リチウムイオンバッテリー、リチウムイオンキャパシタ、次世代高性能2次電池などが展示される。また、顧客の車両状態を、移動体通信網などを活用して遠隔収集し、分析結果を情報提供する「スバル・ユーザー・コミュニケーション・システム」というサービスを「スバルR1e」に搭載し、走行状況、バッテリ状態把握などに応用している事例を紹介するという。なお、「スバルR1e」は試乗車が用意される。

■FISITA

世界32ヶ国、32団体が加盟する世界的な自動車技術会の国際機関。FISITA Exhibitionは2年に一度開催される国際会議に合わせ行われる展示会。

■EVS

電気自動車、ハイブリット車、燃料電池車など電動車両関連分野における世界最大の国際シンポジウム。