10月12日、東京・港区にある赤坂プリンスホテルにて、ホンダ 新型 CR-Vの発表会が行なわれた。1995年の発売以来、世界160ヶ国で250万台が販売された「CR-V」が、フルモデルチェンジされ3代目となった。
冒頭の福井社長の挨拶では、新型「CR-V」について“乗る人の心に訴えかける、質の高いデザインと走りを目指した”と語られた。また、“機能的なイメージが強かった2代目から、3代目は上級SUVへ移行させた”とのこと。
“Nice Car”と言わせるクルマ
続いて、開発責任者 堀越 満氏による商品説明の映像が流された。デザインについては、“アメリカの高級ブティック街にある店の前にとめられたあるメーカーのクルマを見た店員が、『Nice Car!』と言ったのをデザイナーが見て、次は自分達も『Nice Car』と言わせるクルマをつくるぞと思った”というエピソードがあったという。
また、装備面では、高速道路での運転負荷を軽減する車速/車間制御機能IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)が採用されたほか、安全面では、車両挙動安定化制御システムのVSAを全タイプに標準装備された。
最後に、日本営業本部副本部長の西前 学氏より、営業展開について語られた。市場が伸びている上級SUVにシフトした「CR-V」。販売計画台数は、国内で2,000台/月とのこと。また、広告のキャンペーンフレーズは「ツワモノSUV、あらわる。」TV-CMは、“都市に激しく降りしきる雨の中、ツワモノSUV=New CR-Vが勇壮な音楽とともに登場し、雷鳴により目覚めたかのように都市から一転して荒野を力強く伸びやかに疾走する”というもの。性能をクルマ全体で表現した“たたずまい”を、圧倒的な存在感とスケール感で印象付け、New CR-Vは上級SUVへ生まれ変わったということを訴求するという。