日産 「アルティマハイブリッド」をオレンジカウンティオートショーに出展

日産初の量産ハイブリッドモデル

 日産は、10月4日〜8日に開催されるオレンジカウンティオートショー(旧カリフォルニア国際オートショー)で「アルティマハイブリッド」を出展すると発表した。

 「アルティマハイブリッド」は、新型アルティマ(直列4気筒2.5Lエンジン車)をベースに、モーター、ジェネレーター、ニッケル水素バッテリー、ハイブリッドマネジメントシステムを搭載した、日産初の量産ハイブリッドモデルである。アルティマ本来の加速感や動力性能を落とすことなく、低エミッションを実現しているという。

 エクステリアは、特徴的でスポーティなアルティマのスタイルを継承。踏ん張り感のあるスタンス、日産アイデンティティを主張する"T型"のグリル、フロント部へ傾斜したAピラー、一目でアルティマと分かるテールライトなどが採用された。

 インテリアは、スポーティながらもゆったりとした室内空間を実現している。プッシュエンジンスターターやファインビジョンメーター、インテリジェントキーなどを採用し高級感を高める一方、多彩で便利な収納スペースを確保している。

 最高出力158HP/5,200-6,000rpm、最大トルク62lb-ft/2,800-4,800rpmの4気筒2.5Lエンジン(QR25DE)を搭載。モーターは、永久磁石型ACシンクロモーター(650V)を採用し、ニッケル水素バッテリー(244.8V)との組み合わせにより、最高出力40HP/0-1,500rpm、最大トルク199lb-ft/0-1500rpmを発生するという。トランスミッションには、燃費効率を最大限に高める為、ハイブリッド専用CVT(e CVT)を採用した。新開発のフロントサスペンションによりトルクステアを減少させ、またリヤサスペンションの改良により、きびきびとした走りに磨きをかけるとともに乗り心地を向上させている。さらに、新開発の車速感応式パワーステアリングにより、低速時の軽い取りまわし性と、高速時のしっかり感を両立させている。

 また、発売は2007年初めを予定しており、本モデルはカリフォルニア州大気資源局(CARB)の排出ガス基準をクリア、テネシー州スマーナ工場で生産され、本規制を採用しているカリフォルニア、コネチカット、メイン、マサチューセッツ、ニュージャージー、ニューヨーク、ロードアイランド、バーモントの8つの州で発売されるとのこと。