アウディ A6 オールロードクワトロ
アウディ A6 オールロードクワトロ

あまりSUVのイメージを強調し過ぎない洗練されたデザイン。ただ存在感は抜群だ。

アウディ A6 オールロードクワトロ

シングルフレームグリルを備えたフロントマスクはもともと大迫力だが、SUV化によるデザイン変更でさらに押し出し感が効いている。

アウディ A6 オールロードクワトロ

大型のサイドアンダープロテクターが装着され、非常に安定感あるスタイル。

アウディ A6 オールロードクワトロ

コンビネーションランプに変更はないが、もともと高い位置に配されているため、SUV的なイメージが濃厚である。

アウディ A6 オールロードクワトロ

アルミホイールのデザインも派手過ぎず、都会的で洗練された印象。大人のSUVといった佇まいだ。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

"オールロードクワトロ" ってこんなクルマ

 アウディのアッパーミドルカーであるA6アバントをベースに、SUV感覚のボディをまとったクロスオーバー車がA6オールロードクワトロ。ステーションワゴンとSUVのクロスオーバーということでは、レガシィのアウトバックがルーツともいえる存在で、ボルボのクロスカントリーなども含めて独自の市場を作ってきた。その中でA6オールロードクワトロはアウディならではのプレミアムイメージを備えたモデルであり、プレミアムカーとしては唯一の存在として独自の存在感を際立たせていた。
 
 新しいA6アバントをベースにしたモデルにフルモデルチェンジされた今回のオールロードクワトロは、A6オールロードクワトロと呼ばれるようになり、A6シリーズの一員であることが明確にされた。

大型グリル+SUVスタイルは大迫力

 外観デザインはリブ付きのステンレス製アンダートレー、サイド大型ドアアンダープロテクター、フェンダーアーチモールなどによっていかにもSUVらしい雰囲気が表現されている。ただ、従来のモデルのほうがよりSUVらしさが強かった印象で、今回のモデルは都会的に洗練された印象が強い。
 
 逆に最近のアウディ各車に共通のシングルフレームグリルは、だんだんに慣れてきたもののアグレッシブな印象が強い。今回は箱根での試乗だったが、前を走るクルマに追いつくと、すぐに道を譲ってくれることが多かった。これはグリルの威力に違いない。

代表グレード
3.2FSI
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4935×1860×1490mm
車両重量[kg]
1860kg
総排気量[cc]
3122cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
255ps(188kw)/6500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
33.6kg・m(330N・m)/3250rpm
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.3km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
790万円
発売日
2006/09
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム