ちょっと早めに考える "クルマの冬支度"
暑い夏が終わったかと思ったら、もうそろそろクルマの冬支度を考える時期になった。雪国のクルマは雪が降る前にスタッドレスタイヤに履き換えないといけない。早いと10月だが、遅くとも11月には換えておかないと雪が降って慌てることになる。雪国でない人たちも昨シーズンは日本全国で降雪があって慌てた。クルマを使わなくてはいけない人たちがタイヤショップに駆け込んだため、スタッドレスタイヤの特需が生まれた。
日本の気候は、雪が降ったとしても日中に気温が上がり、融けた雪がアイスバーンになってしまうケースが多い。このツルツル路面を走れるようにしたのがスタッドレスタイヤである。ヨーロッパ本土で使っているウインタータイヤと日本で売っているスタッドレスタイヤが違うのは、このアイスバーンでの性能である。
ミシュランの誇るスタッドレス "X-ICE" とは?
X−ICEはフランスが本社のミシュラン製であるが、実は日本で研究開発され日本で造られたスタッドレスタイヤだ。だから本国で売っているウインタータイヤとは別のものである。だから雪の性能もアイスバーンの性能も日本のトップレベルにある。
しかし日本で開発したといっても、本社がフランスのこだわりが見られる。それはドライ路面での性能だ。アイスバーン性能を良くするためにドライ性能を落としてしまっているスタッドレスタイヤが多い中で、異色とも言えるのがX−ICEである。
"X-ICE" はドライ路面でもいい走り!
ときどきしか雪が降らない地方はもちろん、冬の雪国でも除雪されたドライ路面を走る機械は意外と多い。ボクもよく冬の北海道を走るが、高速道路で道路に雪があるのは降雪中だけである。その意味でスタッドレスタイヤといえどもドライ性能は重要なのである。
そんな意味で安心して走れるドライ性能を持ったX−ICEは、日本の環境で使うには最適のタイヤである。
今年の冬で3シーズン目を迎えるX−ICEであるが、良いものを作って長く使うというフランス人のエコロジーな精神も感じられるタイヤだ。
様々なクルマで "X-ICE" のテストを敢行
今年の夏も南半球のニュージーランドに行って、X-ICEの雪とアイスバーンとドライ路面の性能を試してきた。FFはゴルフの1.6リッターと2リッターの2種類、MINIクーパーカブリオレ、日産マキシマ(日本名ティアナ)、マツダ3(日本名アクセラ)、FRはBMW5251、4WDはBMW X5と言うテスト車にじっくり乗った。
雪上路ではしっかり雪を感でいる感じでアクセルとブレーキが信頼できた。コーナリングもグリップがいいが、試しに無理をして走ってみたがグリップ限界を超えてからのコントロール性も良かった。
アイスバーンではABSを使ってブレーキを掛けたときの停止寸前にググッと氷に食いついて止まる感じが良かった。
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RVでも本領は発揮される
BMW X5に履いたのはラティチュードX−ICEと呼ばれるRV用X−ICEだ。これもX5の重量に負けないしっかり感があり良かった。
X−ICEは駆動方式を選ばないクセのなさ、素直なハンドリングが目立っていた。ドライ路面でもしっかりした感触が安心感につながり、一年中履いていてもいいと思うくらい普通に走れる。
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タイアサイズ別ラインナップ
19インチ
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245/45R19 98Q
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18インチ
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225/40R18 92Q (他6種類)
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17インチ
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215/45R17 87Q (他12種類)
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16インチ
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205/50R16 87Q (他12種類)
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15インチ
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185/55R15 82Q (他14種類)
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14インチ
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155/55R14 69Q (他16種類)
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13インチ
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155/65R13 73Q (他6種類)
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12インチ
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145/70R12 69Q (他1種類)
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価格
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すべてオープンプライス
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( レポート:こもだ きよし )