ポルシェ RS60スパイダー【モータースポーツ・ギャザリング レポート】

 ポルシェのレーシングカーは、専用設計となるピュアレーシングのRS系、ロードカーベースのカレラ系があったが、前者を代表するモデルのひとつが、このRS60スパイダーである。有名な550スパイダーから、550A/1500RS、RSKスパイダーを経て、その発展型として開発されたRS60スパイダーは、操縦性を向上するためにリヤサスペンションをスイングアクスルからセミトレーリングアームに変更し、フロントウインドウの面積をレギュレーションにあわせて拡大、さらにドライバー側だけヘッドレストフェアリングがつけられている。1960年のタルガフローリオ、セブリング12時間耐久で優勝、ル・マン24時間耐久では総合10位に入賞を果たした。