ポルシェ 906LM【モータースポーツ・ギャザリング レポート】

 ポルシェは904に続き、レーシングカーとして専用開発した906カレラ6を1966年に投入。基本的にシャシーやエンジンは904シリーズの各部を熟成させたもので、そのフラット6は210psを発揮した。スタイリングは、かなり空力特性を意識したフォルムで、風洞実験により生み出されたデザイン。ガルウイングタイプのドアを採用している。日本でも1967年に開催された第4回日本グランプリに出場し、5位でフィニッシュ。写真の車両は、1966年のル・マン24時間耐久レースに参戦したロングノーズ&ロングテール仕様の906LMで、3台出場して4位、5位、6位だった。