手堅くまとめられたインターフェース
インテリア回りのデザインは従来からのイメージを発展させた形だ。内装部品には選び抜かれた色や素材が使われており、木目パネルや本革シートなども見栄えが良くて手触りにも優れたものが採用されている。運転席に座ると落ち着いた雰囲気に包まれるのが今回のLS460だ。
新しいLS460の競合相手となるBMW7シリーズやメルセデス・ベンツSクラスでは、ダイヤル式のコントローラーを採用することで運転席回りの操作系の革新を図られたが、今回のLS460ではそうした変更は行われていない。その点ではやや保守的な面もある。
和の「おもてなし」を実現
快適装備は非常に充実したものが用意される。それも日本的な配慮の行き届いたもてなしが表現されたものだ。ひとつ例を上げれば、新デザインの4本スポークステアリングホイールは、厳選されたフルグレインの本革を採用するとともに、ヒーターを組み込んでいるのがその典型だ。
安全装備に関しても、ジュネーブショーで技術発表された後方からの追突にも対応するプリクラッシュセーフティなど、最新・最高のものが用意されている。