注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:ホンダ ストリーム
ガリバー自動車流通研究所
自動車ユーザーへのアンケート調査や新車・中古車・買取価格の相場など、自動車市場を中心としたインターネットリサーチとリアルリサーチを活用し、調査報告を行う研究機関である。
【リセールバリュー】クルマを再び売る(リセール)時の価値(バリュー)のこと。新車で買ったクルマが3年後にどの程度の価値を持っているのかを数値化したもので、数値が高いほど次の乗換えまで価値の下落が少ない。クルマ選びの指標の1つ。

ストリームの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車流通研究所)

7月13日、ホンダから新型「ストリーム」が発売された。

もともとストリームは、シビックをベースにミニバン化したモデルだ。先代も小型のステーションワゴン+3列シートといったパッケージで、3列目はやや狭いながらも、非常時の補助席としては十分な広さを持つなど、最近の一般家庭の家族構成に合うのが特徴である。

フルモデルチェンジされた新型もシビックをベースに開発されていたが、シビックが3ナンバーなのに対し、こちらは5ナンバー枠と幅はやや狭くなっている。
ホンダのミニバンは3ナンバーでエリシオンとオデッセイにエディックスをラインアップとして揃えるため、これ以上3ナンバーのミニバンを増やす必要がないという選択だろう。

新型ストリームは立体駐車上にも収まるサイズの車高154.5cmを実現した。いわば「ミニ・オデッセイ」といった表現がぴったりマッチするパッケージだ。

ミニバンはどうしても車高が高くなりがちで、高速道路などでの安定性が低い。ホンダはオデッセイを筆頭に全てのミニバンに走りの良さを求める傾向がある。ホンダらしい考え方の表れだろう。

今回のクルマ
Specifications
グレード
2.0RSZ
ボディサイズ
4570x1695x1545mm
エンジン型式
R20A
総排気量
1799cc
最高出力
140ps(103kW)/6300rpm
最大トルク
17.7kg-m(174N・m)/4300rpm
10・15モード燃焼
14.8km/l
定員
7人
発売日
2006年7月13日
車両本体価格
\2,541,000

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リセールバリュー診断

新型ストリームのリセールバリューはBランクと渋め。
一般使用では十分といえるものの、やはり狭い3列目シートがユーザーから評価され難い部分。十分使える3列目が欲しいといった所だろうか。
先代モデルのデビュー当時は5ナンバーサイズのミニバンといえばノアやセレナのように車高の高いモデルが主流だったのに対し、ストリームはイプサム同様に異色のミニバンとして注目の高いクルマだった。しかし、ライバルのウィッシュの登場などこのクラスもライバルが増えたことにより、ライバルとの明確な差が出なければ人気が出難くなっているともいえる。

それでも車高154.5cmと極限まで低く抑えた車高は、新型ストリームの強力な武器となるはずで、3年後のリセールバリューもピーク値の59%が十分狙えるはず。狭い3列目シートも普段は全く使わないユーザーが多いのだから。

車両本体価格
\2,541,000
登録など諸費用
\200,000
値引き
\-50,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
50%〜59% B
約 \ 1,190,000

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