スバル ステラ
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4気筒ツインカムのNAエンジンは54馬力の最高出力を発生。i-CVTとの組み合わせでけっこう活発な走りを披露する。また22.5km/lという燃費も素晴らしいものだ。

スバル ステラ

RSに搭載されるパワーユニットは、4気筒ツインカム+インタークーラー付スーパーチャージャーの組み合わせで64馬力を達成。普通車感覚のパワフルさである。

スバル ステラ

全車に155/65R14というサイズのタイア&アルミホイールが装着される。ホイールキャップ仕様でもこのサイズと言うのは、かなり立派。

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カスタム系には、写真のようにスポーティなアルミホイールがオプション設定される。サイズは14インチと変わらないが、見た目の迫力はかなり違う。

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スタイル インテリア 走り&メカニズム

2種類のパワーユニット。お好きなほうをそうぞ!

 搭載エンジンは直列4気筒660ccの自然吸気DOHCと同インタークーラー付きスーパーチャージャー仕様の2機種。スーパーチャージャー仕様はカスタム系のみに搭載されている。いずれもスバル独自のi-CVTと組み合わされているが、スーパーチャージャー仕様も標準的なCVTで、7速マニュアルモードの設定はない。

 自然吸気エンジンの発生する40kWの動力性能は軽自動車としては平均的な数字。特にパワフルとはいえないが、ステラを走らせるのに不満を感じるわけでもない。むしろi-CVTとの組み合わせによって滑らかな走りを実現する点に好感が持てる。ただアクセルを踏み込んで加速していくときのエンジン音はちょっと大きめ。4気筒エンジンの良さを発揮してもう少し静かにして欲しい。

 スーパーチャージャー仕様のエンジンは軽自動車の上限である47kWを発生し、余裕十分の動力性能。7速マニュアルモードのスポーツシフトはついていないが、十分にスポーティな実力である。

軽自動車らしい柔らかめの足回り

 足回りはやや柔らかめの乗り心地で、女性ユーザーのタウンユースを意識した味付けだ。足回りが柔らかい分だけ、急なハンドル操作をするとそれなりにグラッとくる感じはあるが、そこで受け止めてくれる感じになって不安感を覚えることがないのも良い。

●お勧めグレード

 ホンダもそうだったが、スバルが今さらハイトワゴンなのかなという感じはある。ユーザーの声を聞くのも良いが、売れてるクルマの後追いをするのではなく、独創的な発想で魅力的なクルマを作って欲しいからだ。

 ただ、無理な要望を言っても仕方がない。ステラは後出しの分だけ良くできている部分が多いし、特に安心感のある走りなどは好感の持てる部分だ。

 女性ユーザーがタウンモードを中心に使うならLXがお勧め。100万円を切る低価格のLに心が動くかも知れないが、LはABSをオプション設定にすることで低価格を実現している点に注意したい。スズキやダイハツもやっていることとはいえ、表面的な安さを追求するためにABSをオプション設定にするのは良くない。ユーザーは単に安いクルマを望んでいるのではなく、安心できて安いクルマを望んでいるのだ。

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代表グレード
LX
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3395×1475×1645mm
車両重量[kg]
870kg
総排気量[cc]
658cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
54ps(39kw)/6400rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
6.4kg・m(62N・m)/4400rpm
ミッション
i-CVT
10・15モード燃焼[km/l]
22.5km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
110.8万円
発売日
2006/06/14
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム