ダイムラー・クライスラー日本は、2006年7月10日より、自動車会社としては日本国内初となる「無機EL(エレクトリック・ルミネッセンス)パネル」を活用した、ポスター広告を東京メトロ主要駅で展開している。

 このポスターは2006年7月8日発売の「クライスラー・300Cツーリング」に搭載している5.7L V8 HEMIエンジンに採用された独自機構であるMDSの動作を、ELディスプレイ上でシュミレーションしている。今回採用されたELディスプレイは、無機ELと呼ばれる、わずか1mmのパネルが、1,100色以上で発光する新型ディスプレイ。エンジン内部のピストンやシリンダー内の点火、点滅を、光を発色させることでリアルに表現し、インパクトを高めている。これまでにないポスターとして、訴求力が期待できるとのこと。

 これまで世界中で開発が進められていたものは、発行色に限界があり、商品化、量産化が困難とされていたが、この度中国オリエントEL社が研究・開発した無機ELパネルで動画などの細部を表現することに成功した。クライスラーグループは、自動車会社としては日本国内で初めて、新型車クライスラー・300Cツーリングに搭載の「MDS」の構造を動画的に表現するプロモーションとして採用した。

 なお、掲出スケジュールは以下のとおり。

■ELディスプレイ掲出スケジュール

青山一丁目
2006年7月10日〜7月23日
渋谷(半蔵門線)
2006年7月10日〜7月23日
大手町(半蔵門線)
2006年7月12日〜7月25日
三越前(半蔵門線)
2006年7月12日〜7月25日
日比谷(千代田線)
2006年7月12日〜7月25日
銀座
2006年7月12日〜7月25日
六本木
2006年7月14日〜7月27日
外苑前
2006年7月14日〜7月27日
赤坂見附
2006年7月19日〜8月1日
新宿
2006年7月24日〜8月6日