いよいよデビュー!ホンダ 新型ストリームのオススメグレードはコレだ!

 デビュー前からTVCMが流れるなど異例のプロモーションを展開するホンダの新型ミニバン「ストリーム」がいよいよデビューした! 『クルマ選びの達人』岡島 裕二が新型ストリームのオススメグレードの選び方を速報でズバリ伝授する!
いよいよデビュー!ホンダ 新型ストリームの選び方

グレード体系は2種類用意される

いよいよデビュー!ホンダ 新型ストリームの選び方

 新型ストリームのグレード体系は標準タイプと、スポーティグレードのRSZの2種類に分けることができる。そして、それぞれに1.8リッターと2リッターエンジンが用意されているので全部で4グレード構成となる。4WDは全グレードに用意されている。

 標準タイプとRSZは内外装から足回りまで、大きく差別化が図られている。RSZには専用フロントグリルや、フロントスポイラー、ボディ同色サイドシルガーニッシュ、HIDヘッドランプ、フォグランプが標準装備される。インテリアでもパドルシフトや、本革巻きステアリング、専用シフトノブ、ブラックインテリアなどが採用されており、標準系よりも大幅にスポーティに仕上げられている。

 足回りに関してもRSZには17インチアルミホイールやリヤスタビライザーが標準装備されており、標準系より引き締まったハンドリングを狙っている。

 新型ストリームを買うとするなら、まずは標準系を選ぶか、RSZを選ぶか、から始めることになるだろう。標準系でも先代モデルと比べれば、十分にスポーティに仕上げられているので、一般的なユーザーなら標準系を選んでも問題はないだろう。標準系とRSZの価格差は1.8リットルで税抜き25万円、2リットルでも23万円もあるので、よほどRSZのスタイルに惹かれなければ、標準系を選ぶ人が多いだろう。

いよいよデビュー!ホンダ 新型ストリームの選び方
兄貴分のオデッセイを彷彿とさせる精悍な顔つき。新型ストリームのフロントビュー(写真は2.0RSZ)
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軽快感あるスポーティなリアビュー(写真は標準タイプ1.8X)
いよいよデビュー!ホンダ 新型ストリームの選び方
新型ストリームは、多くのミニバンが入庫出来ないタワーパーキングでも収容可能な車高の低さを誇る。

エンジンは1.8リッターと2リッターの種類からチョイス

いよいよデビュー!ホンダ 新型ストリームの選び方

 次に頭を悩ますのが、エンジンのチョイス。1.8リットルと2リットルの性能差は、スペック的には最高出力で140psと150ps、最大トルクで17.7kg-mと19.4kg-mと、それほど大きくは感じない。ただし、ミッションが異なるので、そのフィーリングには少し違いがある。

 1.8リットルはシビック同様に5ATを組み合わせているのに対し、新開発の2リットルはCVTを搭載しているのだ。エンジンパワーを有効に引き出すという点ではCVTが有利なのは間違いないが、1.8リットルもライバルのウイッシュやプレマシーの上をいく5ATを採用しているので、意外なほどシッカリと走ってくれる。

 CVTは継ぎ目のない滑らかな加速感や、1.8リッターと同じ10・15モード燃費を実現しているところは魅力だが、性能面での差は、それほど大きくは感じないだろう。指定ガソリンは両方ともレギュラーだ。

 さらに1.8リットルと2リットルの価格差は標準系で税抜き22万円、RSZで20万円もある。もちろん全席ワンタッチパワーウインドウや、イモビライザーなどの標準装備の違いも含まれてはいるが、両エンジンの価格差は意外にも大きいのだ。

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コンパクトなシフトセレクタで操作性も高い新型ストリームのインパネ(写真は2.0RSZ)
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ワンアクションの簡単操作でアレンジが可能(写真は4パーソンモード)
いよいよデビュー!ホンダ 新型ストリームの選び方
基本骨格から見直しを図った低床レイアウトで2列目シートの足入れスペースも大幅に広がった。

ズバリ!最もお買い得感があるのは「1.8X」!

いよいよデビュー!ホンダ 新型ストリームの選び方

 これらのことを踏まえると、最もお買い得感が高いのはベースモデルとなる1.8X。RSZが欲しい人なら、2.0RSZがオススメといえるだろう。もちろん、標準系でも予算に余裕があれば2リットルを選んでもよいが、その動力性能の差を感じ取れるのは、多人数で乗車する時ぐらい。4人から6人の多人数乗車の機会が多い人でなければ、1.8リットルを選んでも不満を感じることはないだろう。

 その中でも、最もオイシイのはライバルのウイッシュを狙い撃ちするために、低価格に設定された1.8Xだ。1.8XのFF車は前席アームレストがオプションだったり、リヤがドラムブレーキになったりと、装備はそれなりに劣っているがお買い得感はピカイチだ。

written by 岡島裕二

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オススメグレード
1.8X(FF)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4570x1695x1545mm
車両重量[kg]
1350kg
総排気量[cc]
1799cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
140ps(103kW)/6300rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
17.7kg-m(174N・m)/4300rpm
ミッション
5速オートマチック
10・15モード燃焼[km/l]
14.8km/l
定員[人]
7人
税込価格[万円]
180.6万円
発売日
2006/07/13
レポート
岡島 裕二
写真
ホンダ技研工業
達人プロフィール: 岡島裕二
職業:モータージャーナリスト
自動車雑誌や自動車サイトを経験後、2003年よりフリーとなった若手ジャーナリスト。今まで乗ってきたクルマすべてが中古車という、根っからの中古車好き。レース経験もあるほか、一級船舶免許ももつなど乗り物全般に興味をもっている。