高級感はそのままに、パワフルで機能性に富んだワゴンに仕上がった!
ダイムラー・クライスラー日本は、クライスラーブランドのフラッグシップモデルの「300C」にワゴンタイプの「クライスラー・300C ツーリング」を追加し、2006年7月8日より全国のクライスラー・ジープ正規販売店を通じて、発売を開始した。
「クライスラー・300C ツーリング」は、新しさとクラシカルなスタイリングが融合した新世代の後輪駆動モデル。フロントグリルから、Aピラーにかけてはセダンの独特でスタイリッシュなボディラインを継承しているが、リア サイド パネル、ルーフ、リフトゲートは一新されている。
シルエットは、300C独特の高いベルトラインに後方へと絞り込まれるサイドウィンドウを採用し、新しいツーリングワゴンならではのスタイリングとなった。また、リフトゲートは逆L字型で、ほぼ垂直に開き、狭い駐車スペースを考慮した。その他、軽量化され 空力特性に優れるドアミラーおよび重厚な印象を与える新しい「プル スタイル」のドアハンドルにはクローム仕上げが施され、車全体の高級感を高めている。
インテリアは、ライトシルバーの盤面にクロームトリムリングを施した4連メーター、センタースイッチのアナログ時計、エアーコントロールオーディオにいたる細部にまで高級感のあるデザインにした。明るい色調のロアトリムによる2トーンカラーで演出、独特の素材の採用などによって、室内にはハンドクラフト感と高級感が漂う。
また、フロント及びリアシートは、セダンのシートと広さや快適性は変わらず、リアシートを折り畳むと、セダンより25 % 広い荷室のフロア面積を確保。リアシート使用時の300C ツーリングの荷室容量は630リッター、リアシートを折り畳むと、1,602リッターに増加する。
さらに、オーディオには、2DINサイズのHDD(ハード・ディスク・ドライブ)ナビゲーションシステム、6スピーカー ボストン アコースティック・スピーカー・システムが装備されている。
搭載されるエンジンは、3.5 L V6と5.7 L V8 HEMIの2種類。3.5 L V6エンジンは、従来に採用されていたエンジンの改良型で最高出力183 kW (249 ps)を、5.7 L V8 HEMIエンジンは、最高出力250 kW (340 ps)を発揮する。
可変シリンダーシステム(MDS)を採用したこのエンジンは、パワーを必要としない時には4気筒に切り替わり経済的な走りを実現。電子制御式5速オートマチック トランスミッションには、オートスティック ドライバー セレクタブル レンジ機能が備わり、フルオートマチックまたはドライバーによるマニュアル感覚の操作を選択することが可能となっている。
安全装備では、ABS(アンチロックブレーキングシステム)、BAS(ブレーキアシスト)などを装備、また乗員の保護性能を高めるサイドカーテンエアバッグ、フォースリミッター プリテンショナー フロントシートベルトなども 標準装備されている。
価格は、3.5L V6エンジンが、541万8,000円、5.7L V8エンジンが、646万8,000円。
代表グレード
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GH-LE35T
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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5,000×1,895×1,490mm
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車両重量[kg]
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1,830kg
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総排気量[cc]
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3,518cc
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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249kw(183ps)/6,400rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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34.7kg-m(340N・m)3,800/rpm
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ミッション
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電子制御式5速AT(オートスティック機構付)
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10・15モード燃焼[km/l]
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6.9km/L
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定員[人]
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5人
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税込価格[万円]
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541万8,000円
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発売日
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06/07/08
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写真
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ダイムラー・クライスラー日本
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