ギャロッピングホースが日本を駆け抜ける

1964年に登場して以来、世界で愛され続けてきたポニーカー「マスタング」。初代の懐かしいイメージを継承した新型マスタングも既にアメリカを中心に好評を得ているという。そんな話題のモデルがいよいよ日本導入決定! そう、あの「ギャロッピングホース」が再び日本を駆け抜けるのだ!
フォード 新型マスタング V8 GT コンバーチブル

「フォード」ブランド戦略の中核

フォード 新型マスタング V8 GTとランディ・クリーガーフォード・ジャパン・リミテッド社長

 フォード・ジャパン・リミテッドは新型フォード マスタングを今秋より発売することを明らかにした。また、導入に先駆け06年6月23日より全国のフォード販売店で予約受付を開始する。
 フォード・ジャパン・リミテッドのランディ・クリーガー社長は発表の席で「マスタングはフォード車のブランド戦略を牽引する中核車種として大きな期待をかけている。」と話した。その意欲は390.0万円から530.0万円までと先代モデル同様に戦略的な値付けからもみてとれる。

フォード 新型マスタング V8 GT
グリル中央に取り付けられた「ギャロッピングホース」はマスタングを象徴するエンブレムだ。
フォード 新型マスタング V8 GTの4.6リッターエンジン
300馬力を誇るV8 4.6リッターエンジンはオールアルミ製。先代に比べ40馬力も出力が向上した。
フォード 新型マスタング V8 GTのインテリア
アメリカンマッスルカーの代表と呼ぶに相応しいエキサイティングなスタイリング。

ひと目で「マスタング」と分かるスタイリング

 フォード マスタングは、アメリカを代表するFRクーペ/コンバーチブルのブランドだ。1964年に誕生して以来、デザインの良さや値ごろな価格設定などで大ヒットモデルとなった。新型マスタングは既にアメリカなどでは発売が開始されているが、ロングノーズ・ショートデッキ、サイドのCスクープ、3連テールレンズ、ギャロッピングホースのエンブレムといった初代マスタングの懐かしいイメージを現代に昇華させたデザインで大いに話題を呼んでいる。

フォード 新型マスタング V8 GT
フォード 新型マスタング V8 GT
フォード 新型マスタング V8 GT

 そんな中、今秋日本に導入される新型マスタングのグレード構成は「V8 GT コンバーチブル Premium」、「V8 GT クーペ Premium」「V6 クーペ Premium」の3タイプ。V8モデルは4.6リッター、V6モデルは4.0リッターのエンジンが搭載され、それぞれ5速ATと組み合わされる。カラーラインナップはブラック・パフォーマンスホワイト・コロラドレッド(V8のみ)・サテンシルバーメタリック(V6のみ)の4色からセレクト可能だ。価格は「V8 GT コンバーチブル Premium」が530.0万円、「V8 GT クーペ Premium」は460.0万円、「V6 クーペ Premium」が390.0万円となっている。
 新型マスタングが日本におけるフォードブランド復権の旗艦となるか、発売後の動向が大いに注目される。

フォード 新型マスタング V8 GT
フォード 新型マスタング V8 GT
フォード 新型マスタング V8 GT
代表グレード(※スペックは全て米国仕様)
V8 GT コンバーチブル Premium
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4765x1880x1385mm
エンジン
4.6リッター V型8気筒SOHC
最高出力[hp/rpm]
300hp/5750rpm
最大トルク[Ib-ft/rpm]
320Ib-ft/4500rpm
タイヤサイズ
235/50R18
ミッション
5速オートマチック
定員[人]
4人
消費税込価格[万円]
530.0万円
発売日
2006年秋予定(予約開始:2006/06/23)
レポート
CORISM編集部
写真・取材協力
フォード・ジャパン・リミテッド