いよいよ夏ですね。
僕らにとって夏といえば、一も二もなくロック・フェスです。フジロック、サマーソニック、そして今年から参戦のウドー・ミュージック・フェスティヴァルを含めた3大フェスはすべて制覇する意気込みであります。
さて、今年の見どころをざっと挙げてみます。

フジロックフェスティバル'06

まず、今年十周年を迎える日本におけるフェスの元祖、フジロックから。
注目は、何といっても レッド・ホット・チリ・ペッパーズでしょう。4年ぶりの新作『ステイディアム・アーケイディアム』が全世界で爆発的ヒットを記録中の彼ら、97年の第1回、02年の第6回に続き今回で3度目のフジロック。もちろん、メイン・ステージの大とり(2日目)です。ここ最近のインタビューから察するに、バンドのコンディションは相当良さそうな感じ。世界一のライヴ・バンドの名をほしいままにするレッチリの最高のパフォーマンスを苗場の大自然の中、思いっきり堪能したいものです。
また、1日目の大とりで、今やUKを代表するロック・バンドへと成長した フランツ・フェルディナンド、3日目の大トリ、NYガレージ・ロックの最高峰、 ストロークスも激マストかと。
個人的には、NY仕込みのエンターテインメント・バンド、 シザー・シスターズ、新作『ムーヴ・バイ・ユアセルフ』がスマッシュ・ヒット中のチルアウト・サーフ・ミュージックの第一人者、 ドノヴァン・フランケンレイターあたりが大いに楽しみです。
ステイディアム・アーケイディアム
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
ワーナーミュージック・ジャパン (2006/05/10)
シザー・シスターズ(初回)
シザー・シスターズ
ユニバーサルインターナショナル (2005/02/02)

サマーソニック2006

お次はサマーソニック06。
都市型フェスの先駆けとしてすっかり定着した同フェス、今年度は、 メタリカリンキン・パークMUSEダフト・パンクがメインどころ。超大物を押さえつつも、メタル、オルタナティヴ、UKロック、フレンチ・ハウスとヴァラエティに富んだセレクトが、実にサマソニらしい。
個人的な楽しみとしては、UKの新鋭バンド、 アークティック・モンキーズや暗黒ダブ界のドン、 マッシヴ・アタックでしょうか。新作『アット・ウォー・ウィズ・ザ・ミスティックス』が好評の奇天烈バンド、 フレーミング・リップスも是非ともチェックしたいものです。
アット・ウォー・ウィズ・ザ・ミスティックス
ザ・フレーミング・リップス
ワーナーミュージック・ジャパン (2006/04/12)

ウドー・ミュージック・フェスティヴァル2006

そして今年、誕生する大型フェス、ウドー・ミュージック・フェスティヴァルはというと、大物アーティストの招聘では大きな実績を有するウドー音楽事務所の主催だけあって、ラインナップは超豪華の一言。
ジェフ・ベックにサンタナ、KISSにドゥービー・ブラザーズと、往年のロック・ファン涙ものの強力メンツが揃っています。
さらに、イケメン若手バンド、 クリック・ファイヴやUK随一のセクシー・グループ、 プッシーキャット・ドールズなど、注目のニューカマーも登場。新旧入り乱れての豪華絢爛ステージ、大いに期待できそうです。
私自身、絶対チェックしたいのはドゥービー・ブラザーズ。おそらく初期〜中期のメンバーでのステージが予想され、「ロング・トレイン・ランニン」「チャイナ・グローヴ」など“ダサかっこいい”ロック・チューンが富士スピードウェイにこだまする様、想像するだけで鳥肌ものです。
グレイテスト・ヒッツ
ドゥービー・ブラザーズ
ワーナーミュージック・ジャパン (2001/10/24)
PCD(期間限定盤)
ザ・プッシーキャット・ドールズ バスタ・ライムス ウィル・アイ・アム ティンバランド
ユニバーサルインターナショナル (2005/11/02)

そんなこんなで3大フェスの見どころをザクッと紹介しましたが、皆さんのご予定はいかがでしょう。<br />
交通事情やインフラ、食事、天候など、不安要素が先行するあまりフェス自体敬遠される方も多いようですが、ご安心ください。僕自身もびっくりしたのですが、日本のフェスの運営や仕切りのレベルは物凄く高いです。観客としては防寒具や雨具などの備えさえしっかりできていれば、想像以上に快適に過ごせるはずです。