【ホンダ シビック ハイブリッド 試乗記】ホンダの近未来を示す意欲作

タコメーターとスピードメーターを2分割した珍しいデザインのインパネ。写真は上部に設置されるデジタル式スピードメーター。 スピードメーターの下部に装着されるタコメーター。こちらはアナログタイプ。モーターのアシスト状況やシフトインジゲーターも併設される。 ノーマルモデルは5ATと5MTが設定されるが、ハイブリッドはCVTのみの設定。シフトノブデザインはどことなくモダンで洒落ている。 新開発されたフロントシートは、包み込まれるようなフィット感とスタイリッシュなデザインを両立。サイズもたっぷりしており、乗っていてとても楽だ。 フロントシートバック形状の工夫やフラットなフロアの採用で、3名乗車でも十分なゆとりが感じられる居住性を実現。

極めて斬新なインテリアデザイン 　インテリアデザインも大きく変わって斬新なイメージのものに仕上げられた。フロントウインドーを傾斜させたことによって実現できた2段構成のマルチプレックスメーターはこれまでにない画期的なもの。タコメーターが手前の下段に配置されて、デジタル式のスピードメーターが上段に配置されるデザインだ。タコメーターは従来通りステアリングホイールの中から見る形になり、ステアリングの上から見るスピードメーターは少ない視線移動で容易に確認できる。 　インストセンターの部分は傾斜のあるすっきりしたデザインが採用され、CVTやパーキングブレーキのレバーはコンパクトな設計がなされている。小径の3本スポークステアリングホイールはいかにもスポーティな印象を与えている。 　ハイブリッドはリヤシートの裏側に電池などのインテリジェントパワーユニットを搭載するためトランクスルー機構の設定がないが、ユニットの小型化によって十分なトランク容量を確保している。 　上級グレードのMXには追突軽減ブレーキやインテリジェントハイウェークルーズコントロールなどの最新の装備がオプション設定されている。 代表グレード ハイブリッド MX ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高） 4540×1750×1435 車両重量［kg］ 1280 総排気量［cc］ 1339 エンジン最高出力［ps(kw)/rpm］ 95(70)/6000 エンジン最大トルク［kg-m(N・m)/rpm］ 12.5(123)/4600 モーター最高出力［ps(kw)/rpm］ 20(15)/2000 モーター［kg-m(N・m)/rpm］ 10.5(103)/0-1160 ミッション CVT 10・15モード燃焼［km/l］ 28.5 定員［人］ 5 税込価格［万円］ 236.25 発売日 2005.9.22 レポート 松下 宏 写真 佐藤 靖彦