6月2日、フェラーリの日本総代理店コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドの芝ショールム(東京都港区)にて、コーンズのフェラーリ日本輸入開始30周年を記念したモデル「フェラーリ 612 スカリエッティ アニバーサリー」の発表会が行なわれた。
コーンズは、1976年にフェラーリ車を輸入して以来、今年で30周年を迎える。これを記念してつくられた「フェラーリ 612 スカリエッティ アニバーサリー」は、フェラーリ社の協力のもと、「612 スカリエッティ」をベースに様々な特別装備を施した国内限定モデルである。
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドの一瀬 和久氏は、“コーンズが1976年に初めてフェラーリを紹介した当時は、フェラーリは贅沢品とされ“高嶺の花”とされていたが、今では、日本におけるフェラーリマーケットは、ヨーロッパの有力市場と肩を並べるまでに成長した”と語った。
そして、この日のために、フェラーリ社 アジアパシフィック地区のCEOが来日。“「フェラーリ 612 スカリエッティ アニバーサリー」は30周年記念車だが、限定20台の販売となり、コーンズによるとすでに多くの問い合せが来ている”と語った。また、30周年記念車なので、年内の生産をめざし、優先して対応するとのこと。
エクステリア
お披露目されたのは、特別ボディカラー「BLU CORNES」。ボディ・アンダーパーツのカラーは外装色と統一された。その他、フロント・グリルにはメッシュグリルを採用するなど特別装備が施されている。特に、気になって見たのが、銀のエンブレム付き「BLU CORNES」ホイール・センター・キャップ。
インテリア
カーボン・インテリア・トリム、「BLU CORNES」のレブカウンターとスピードメーターなどが特別装備された。特に気になったのが、リアシェルフに刺繍された30周年エンブレムと、カーボン・キック・プレートに装着された、フェラーリ社モンテゼモロ会長のサインプレート。
価格は、3,398万円。30年の輝かしい歴史を記念するにふさわしいこのモデルは、限定わずか20台で、2006年11月にデリバリー開始予定。