式典にはフレッチャー州知事ほか地元関係者が出席

 トヨタ自動車は、2006年5月20日(日本時間21日)、Toyota Motor Manufacturing,Kentucky,Inc.(以下TMMK)の設立20周年記念式典をケンタッキー州レキシントン市にて実施、式典にはフレッチャー州知事ほか地元関係者を来賓に迎え、トヨタの張副会長、TMMKのコンビス社長らが出席した。

 記念式典に出席した張副会長は、「20年前、地元の人々は両手を広げ、トヨタを心から歓迎してくれた。ゼロからスタートしたTMMKが今日あるのは、地元の皆様、サプライヤーの方々をはじめ、多くの皆様のお蔭である。」と語り、またTMMKのコンビス社長から、ジョージタウンカレッジへの100万USドルの寄付と、地元団体等への車両の寄贈が公表された。

 TMMKは、北米初のトヨタ単独の車両生産拠点として1986年に設立。1988年にカムリの生産を開始し、現在はカムリ、アバロン、ソラーラおよびエンジンを生産。本年10月からは、カムリハイブリッドを生産予定。また、本年2月には、TMMK内に北米における生産サポート拠点となるNAPSC(North American Production Support Center)を開設した。

 また、今回北米における4番目の車両生産拠点であるToyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc (以下、TMMI)、3番目のエンジン生産拠点であるToyota Motor Manufacturing, West Virginia, Inc. (以下、TMMWV)が、1996年の設立から10周年を迎え、記念式典をTMMIが19日(日本時間20日)に実施。TMMWVは、22日(日本時間同日)を予定している。

 トヨタの北米生産は、現在5ヵ所の車両生産工場と7ヵ所のエンジン・部品工場を有し、本年秋にはテキサス州でTMMTX(Toyota Motor Manufacturing, Texas, Inc.)が生産を開始。2007年からは、インディアナ州でSIA(Subaru of Indiana Automotive, Inc.)での委託生産がスタートする予定で、2008年のカナダ オンタリオ州のTMMC(Toyota Motor Manufacturing, Canada, Inc.)第2工場の生産開始時点では、北米の生産能力は年間198万台となり、今後も現地化の推進と地域貢献に積極的に取り組んでいくという。

TMMK概要

会社名
Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc. (TMMK)
所在地
ケンタッキー州 ジョージタウン市
社長
Gary L. Convis(ゲーリー・L・コンビス)
設立
1986年1月
生産開始
1988年5月
事業内容
車両生産(アバロン、カムリ、ソラーラ)およびエンジン生産
従業員数
約6,800名
生産能力
車両:50万台/年、エンジン:50万基/年

TMMI概要

会社名
Toyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc (TMMI)
所在地
インディアナ州 プリンストン市
社長
小山 秀市(こやま しゅういち)
設立
1996年2月
生産開始
1999年2月
事業内容
車両生産(タンドラ、セコイア、シエナ)
従業員数
約4,600名
生産能力
約30万台/年

TMMWV概要

会社名
Toyota Motor Manufacturing, West Virginia, Inc. (TMMWV)
所在地
ウェストバージニア州 バッファロー市
社長
水野 豊(みずの ゆたか)
設立
1996年5月
生産開始
1998年11月
事業内容
エンジン、オートマチックトランスミッション生産
従業員数
約900名
生産能力
エンジン:54万基/年  オートマチックトランスミッション36万基/年(07年に60万基に能増予定)